2020年6月29日

EU入国規制解除?

この7月1日から、EUが入国規制を一部の国と地域に限定して解除するという話が伝わってきています。正式なリリースは見つからなかったけれど、経済立て直しを最優先にしたいEU各国がリスク込みで解除するらしいけれど、その条件はEUとしてでは無く、加盟各国でも異なるみたい。ただ、基本的には特定の国と地域を対象に、現在行われているような入国時のPCR検査やその後の2週間の隔離措置などをかなり軽減する方針らしい。その対象国として、日本も含まれているらしいけれど、ここで問題なのがEUからそれら対象国入国時にも同様の軽減措置を要求すること。

日本も、殆どの国に対して入国時のPCR検査と2週間の隔離措置を要求していて、それが何かのルールで軽減されると言う話は今の所聞こえてきません。7月1日というと、もう明後日なんだけれど、仮に1日からEUと同等となってしまうと、いま隔離措置を受けている人達はどうするのか、前日にPCR検査を受けた人はどうするのか、その矛盾というか不整合さが問題になりそう。個人的には、EUの軽減措置は1日から発行されるかもしれないけれど、日本側としては早くても7月の中旬、場合によっては8月に入ってからじゃ無いかなぁ。

日本は日本で、東南アジア・オセアニアの4ヶ国と入出国時の検査軽減調整を始めて居るみたいですが、それがEUとの調整でも基本になるんじゃ無いだろうか。となると、日本も含めて話をしている4ヶ国との協議が決まらないと、EUとの協議も少なくとも日本は始まらない気がする。いずれにしても、これまでは閉鎖とか隔離一辺倒だった方針が、今度は制限を付けてでも移動を認めて物流や人の流れを徐々に戻そうとしている傾向は良いことかも。ただ、日本の新型コロナウイルス感染が、当初の武漢タイプのコロナはなんとか直ぐに沈静化したけれど、欧州からの帰国組が持ち込んだと考えられる欧州タイプのコロナウイルスが、再び蔓延するんじゃ無いかという不安は確実にありますよね。特に恐いのは、欧州タイプのウイルスが、武漢タイプからの変異体だったように、欧州タイプのウイルスが事前にあるいは日本国内で再度変移して、それがこれまでの感染とは異なるパターンで拡大すること。

個人的には、国内の移動に関してはかなり元の状態に戻した日本ですが、海外との往来はまだ直ぐには解除は勿論限定的にも始めない気がしますね。特に、日本の玄関口である羽田・成田を抱える東京や首都圏での感染が落ち着かないうちは、インバウンドを引き入れたくともリスクは大きいままだし。責めて、かなり落ち着いて来た関空のみ開放とか、そう言う限定的な対応ならまだ可能性はあるような気もしますが。いずれにしても、こう言う話が出てきたことは歓迎したいし、出入国時の対応検査の厳密化とか、国内同時の接触履歴の記録とか、いろいろと工夫をして徐々に元の状態に戻す努力を継続して欲しいですね。

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