2020年6月29日

その決意を行動に

地区は違いますが、地元選出議員の一人細野豪志議員のブログから、福島第一原発の処理水の今後について。以前はボロクソ批判していた議員の一人だけれど、野党勢力から離れてからは、何か憑き物が落ちたように活発に現実的な意見や行動をしていて、個人的には数少ない「応援しても良いかも」という議員さんの一人。彼以外も、野党勢力から離れた議員さんは、何か覚醒したかのように現実的な世界を見た発言に変わってきており、もしかしたらあの勢力の周りには何か特別な「負の結界」見たいなものがあるんだろうか。

技術的な観点で言えば、福島第一で日々堪っていく汚染水を処理してタンクに保管されている「処理水」に関しては、最近の物に関してはトリチウム以外は処理済みのため、必要な濃度まで希釈してやれば通常の冷却水同様海中放出可能な物。しかし、初期の処理水に関しては、まだALPSの性能が十分でなかったり、復興作業優先のため不十分な状態のまま保管に回された処理水もあるため、それらは再度ALPSで除染して必要なレベルまで処理してから海中放出するもので、技術的には全く問題無い話。それを「汚染水」とか「別の方法があるはず」などと風評被害を広げているのが、一部勢力なわけで、ブログにも書かれているけれど、日本の他の原発や世界の原発で行われている処理作業が、何故か福島第一に関しては批判されるわけで、そこには別の意図があるとしか考えられない。

問題なのは、事故当初とにかく流入する地下水からの汚染水を何とか処理するために、まずは「取り除く」事を優先するために作られた初期のタンクなわけで、老朽化もあるし最悪の場合は内部のまだ高濃度の処理水が外部に漏れる可能性が高い。短期的には、新しいタンクを増設して内部の水を移動させれば良いけれど、増設できる敷地も限られているし、いつまでもそう言うことが可能なわけでも無い。敷地の容量は2年後には限界に達するけれど、海中放出するにしても諸般の手続きにその為の設備等準備期間を考えると、いま決定して作業を始めないと間に合わないことも事実。大きな政治的判断をいまするべきですよね。

福島第一原発に対してだけで無く、「福島」という場所に関しての風評被害が大きかったことも深刻な問題で、そこには単なる無知や知識不足だけで無く、別の意図すら感じられる行為も多く存在したことは事実。特に、いまの東京都知事選挙の立候補者の中には、当時福島を散々批判し、あまつさえ「東京は汚染されている、もう住めない」と言いながらも、いまと知事になろうとしている(意図は別なんだろうけど)矛盾する人も居ることは怒りさえ感じるところ。何なら政府としても「あれだけ当時批判して東京も『ベクレてる』と言っていた〇〇氏も都知事として戻ってこようとしているくらい、もう除染作業は進んでいる」と理由付けして処理水の対応を全面的に始めたらどうだろうか。細野議員のように、真摯に反省し謝罪して、今で着ることに対して集中している人も居れば、相も変わらず口先だけで自分の利益を得ようという無責任を通り越した「自称・政治家」みたいな人もいるわけで、本当に正しい人、必要な人を見分けることは重要だと再認識しますよね。

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