2020年6月28日

コロナか廃棄か

来月から始まる、コンビニなどでの「レジ袋有料化」に関して、エコバッグの繰り返しての利用は逆に新型コロナウイルス感染拡大に繋がるという話の一つ。まぁ、私もエコバッグ代わりに、厚手のトートバッグとか使用しているけれど、洗濯なんてしたことが無いし(笑)。生物とか汁物とかは殆ど買わないので、中でそう言うものが布に触れて不衛生になっていることは無いと思うけれど、それでも何度も外に持ち出して使う物だけに、細心の注意は必要。

一寸前までは、市町村のゴミ出しの時に、こう言うレジ袋も使えた時代がありました。その後ゴミ袋が有料化されて、市町村指定のゴミ袋以外は使用出来なくなったけれど、それでもレジ袋などは水分のある生ゴミなどをまとめたり、汚れのひどい物をまとめたり、最近では使用済みのマスク等を廃棄するときに重宝しているのも事実。自分の所には、以前から貯めているレジ袋のストックがあるので暫くは大丈夫だけれど、それでもその為に別途「ビニール袋」を購入するのも変だし悩みどころ。最近では、スーパーなどの定期的な買い物にはエコバッグ、何時何を買うか不定なコンビニ利用時には、3~5円の有料でもレジ袋を選択しようかと、自分なりの戦術を練っています。

中には、分解される成分を含む無料配布可能なレジ袋に切り替えるファストフード店などもあるみたいだし、アメリカのスーパーなどでは紙袋に回帰して居るみたいだけれど、何か本末転倒な気もしますよね。以前も書いたけれど、レジ袋の問題はそれを使うことでは無く、身勝手に廃棄して閑居汚染に繋がっていること。勿論、100%完全な廃棄サイクルにする事は事実上不可能なんだけれど、それとレジ袋削減の話は別次元の事だと思うんですよね。先ずは、一人一人の意識が変わらないと、結局はレジ袋の環境への違法な廃棄も止まらないし、環境破壊も終わらない。

記事によれば、廃プラの国内排出量は900万トンで、うちレジ袋は20~30万トンと数%を占める程度。そう言う意味では、レジ袋削減というのは、全体の排出量を下げる目的と言うよりも、日常一番目にする「レジ袋」という象徴的な効果を狙っているんでしょうね。何事も、一気に問題解決出来る上手い方法は存在しない物で、今回も新型コロナウイルスが無ければ「環境対策」としてほぼ満点の話だったんだろうけど、感染拡大に繋がるとなってしまうと、その効果も痛し痒し。世の中、なかなか上手くいかないもんだなぁと改めて感じます。「エコバッグを常に清潔にして、レジ袋代わりに積極的に活用する」という至極単純な行為ではあるけれど、それがなかなか難しいのも世の常。7月からどれだけ効果がでるか、先ずは暫く様子見ですね。

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