2020年6月28日

Microsoft closes retail shops

米国Microsoft社が、直販店を完全に(Permanently)閉鎖すると、かなり大きなニュースを発表。日本にも最近何カ所か出来たんだっけ? アメリカのモールだと、大きなモールなら大体Microsoftのショップがあるんですが、外からぱっと見るとどう見てもApple Storeにしか見えない。私も、間違えては行ったことがあります。で、中に入ってSurfaceとか置いてあるのを見て、「あっ、MSだ!」と気がついてそそくさと退場することに(笑)。

まぁ、Appleと違って、Microsoftの場合Surface以外にこれと言って直販してメリットのある物は無いですしね。殆どのビジネスは、PCメーカーへのOEMだし、さらに記事にもあるように最近ではサーバーとかクラウドにどんどん軸足を移しているわけで、正直モールのMicrosoft Shopにどれだけの訴求力があるのか疑問。あと、Apple Storeと比較しても、それほど混雑している雰囲気を感じたことが無くて、「お金持ちのMicrosoftだから出来る道楽」と、勝手に個人では思っていました(笑)。

仮に、MicrosoftがSurfaceだけでなく、MS Phoneとかそれなりに成功していたなら、まだ分かるんだけれど、それも既に事実上撤退しているし、ゲーム機は確かMS Storeには置いてなかったと思うから、結局売れる物がSurface一択しかないわけで、それではビジネスとして厳しい以前の話のような気がする。よほどユニークな物、珍しい物、特定顧客が付いているものならまだしも、量販店にもパソコンショップにもネットでも販売しているような物が、そんなに多種類置いているわけでも無い店舗では、やはり厳しいでしょうね。Appleだって、あれだけリアル店舗を絞っているから何とか商売出来ているわけだし。それに、ハード売る前にWindowsのトラブルや問題を何とかしろよとお客様からの突き上げの方が厳しい気がする。

世の中的には、ECとかネット販売だとか、どんどんデジタルに軸足は移動しているんですが、好きなときに好きな物が気軽に注文出来る半面、例えば何種類かを一度に比較したりとか、今の物流では早くても一日とか掛かるような場合が殆どでは、やはり不便に感じることも。そう言う意味では、手軽に利用出来る場所にリアル店舗は必要ですよね。問題は、その店舗で購入までしてくれたら嬉しいけれど、多くの場合はそこで実機に触れて操作して試して確認して、実際の発注はネット経由で、というのが今のスタイルということ。そう言う意味では、販売用店舗よりも、ショールームみたいん感じの「Microsoft Shop」みたいなものがあれば嬉しいのかも。今回の新型コロナウイルスもあり、ビジネスの仕方は勿論、ユーザーの購入形態も色々変化して多種多様化している今、これ切っ掛けに何か変わるのかもしれない。

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