2020年6月18日

北朝鮮爆発

北朝鮮が、全く進まない各国の支援に業を煮やしたのか、開城(ケソン)工業団地内の南北連絡事務所を爆発。北朝鮮が、ありったけの罵詈雑言で韓国(南朝鮮)を罵倒すれば、最初は下でにでていた韓国も、負けないくらいの言葉で言い返す事態に。時代が、一気に20年位前まで巻き戻った(ぺこぱの「時を戻そう」をふと思い出したりして-笑)感じのある状態だけれど、これまでの「南北融和」にしても何か上っ面だけの雰囲気も合ったし、本当に何か前向きな状態だったのか、個人的には疑問。

当事者には申し訳ないけれど、この事件の様子等を報道やニュースで聞いて、あぁあれと同じではと思いついたのが、昔のアニメの「トムとジェリー」。台詞通り「仲良く喧嘩しな」だよなぁ、この両国は。それでとばっちりを受けるのは、日本だったり中国だったりするわけだから、それは勘弁して貰いたいけれど、二人で朝鮮半島の中でドタバタやっている間は、まぁお好きにと言うしか無い。これまでも、何かあればミサイルや短距離弾道弾を日本海側にぶっ飛ばして、不満を表していたけれど、今回これまでと異なるのは、その指令を出しているのが金正恩氏では無く、妹の金与正氏であり、さらにミサイル発射などの物理的に大きな作業では無く、既存の建物破壊という、見た目はそんなに派手では無いけれど、韓国との直接対話の場所を破壊するという、より象徴的な行為になっていたこと。

まぁ、他国の、しかもよく分からない人達の行動なので、全くの素人の考えの及ぶところでは無いけれど、正直経済的にも内省的にも困窮していると言われている北朝鮮としては、虎の子のミサイルや武器はもう消耗したくは無くて、それよりはより効果的な手段に訴えるしかないのではという気がします。しかも、ミサイル発射は、その発射方向が東側の日本海海上という事で、韓国に対しての圧力度合いはそんなに高くないけれど、今回の様に共同施設の破壊となれば、逆に米中とか日本に対しての圧力は殆ど無くて、韓国にのみ集中できるという利点もあるだろうし。要するに、「早く仕事しろ」とプレッシャーを掛けているわけですよね、北朝鮮としては。

親北政権である文在寅政権としても、流石に今回は厳しい対応を取らざるを得ないけれど、この後北朝鮮がさらにならか刺激をしてくるのかどうかが問題なのでは。これで韓国が折れないとなると、北朝鮮としても多分もう一段階緊張具合を高めないといけない。頼みのアメリカは、BLM問題や大統領選挙でそんな余裕は無いだろうし、そうなると押せば引くであろう文在寅政権を今責めるのは、北朝鮮としては良いアイデアかも。それでも、これでお金で解決したとなると、韓国国内も相当荒れるだろうけど。体調不良も言われるだけに、金正恩氏は大局的な事にだけ現れて、金与正氏は汚れ役をこれから買って出るのではという記事もあるけれど、どうなんだろうなぁ。前大統領の朴槿恵氏時代なら、女性代表同士という事で、世界も注目しただろうし、それなりに効果もあったと思うけれど。いずれにしても、仲良く喧嘩して人様に迷惑掛けることだけは止めて欲しい。

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