2020年5月5日

7日から徐々に解除?

いち早く浜松市は7日からの非常事態宣言解除を宣言したけれど、昨日の首相会見を受けて静岡市も6日までで解除の方針に。静岡県内の新規感染者が、3日連続で確認されなかったことも大きいと思うけれど、やはり経済に対しての影響が大きいのだろうなぁ。

静岡市にしても、浜松市にしても、6日までで解除するわけだから、7日からの行動指針というか方針は、その前、多分今日中に発表しなくては、お店にしても家庭にしても企業にしても、7日からの生活や業務がスタート出来ない。ここで悩ましいのは、静岡県は東に首都圏、西には名古屋圏という、全国でも未だ感染者数が多い地域を抱えているから、単に解除しただけでは越境してくる人の対策に不安が残ります。特に、伊豆とか東部地域に関しては、首都圏から移動してくる人が多いと予想されるから、それら地域の自治体は、浜松・静岡よりも厳しい措置を取り続けることになるんでしょうね。実際、静岡県で一番東に位置する熱海市は、早々に20日までの休業要請延長を発表しているし、伊豆市も20日まで延長している。

熱海市は、首都圏の非常事態宣言が始まったときに、越境してくる人で混雑した経験があるから、これは仕方の無い判断だし、伊豆市も同様でしょうね。自治体単位の対応が原則なんだろうけど、静岡県東部というか、伊豆地方あたりは、神奈川県西部の自治体と歩調を合わせて対応しないと大変なことになるかも。このあたりは、首長さんどうしで、行政区画ではなく、地理的な関係での協力が必須でしょうね。そう言う意味では、静岡市は有る程度独立して判断出来るだろうし、浜松市も浜名湖があるから、多少は愛知県との関係は希薄だろうけど、それでも三河地域との協力は必要かも。

個人的に思うのは、紙の上で引かれている行政区画とは別に、実際に人や物の行き来がある「現実の経済圏」があるわけで、今回のように三密を制限するには、そちらを見て必要な対策をしないと意味が無い。静岡県で言えば、西部の浜松市、中部の静岡市と、結構地理的にも地勢的にもスポット的に存在しているので、それぞれの対策でそれなりに有効だけれど、東部・伊豆地方は神奈川県西部や山梨県との関係性も効いてくる。浜松市も、豊橋、豊川との関係は無いとは言わないけれど、結構県境の山並みと浜名湖の存在が大きいので、湖西市は豊橋市との連携が必要だろうけど、浜松市と湖西市は別の県みたいな意識があるから面白い。その当たりの案配というかさじ加減で、各自治体の首長はここ数日悩ましい時間を過ごすわけですね。ベストの対策は無理だと思うけれど、是非ベターな対策を、場合によってはどんどん臨機応変に対応=変更してもいいから、スピード感のある対応をして欲しい。

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