2020年5月2日

自粛延長? 休業要請解除?

5月6日迄の予定で出されていた非常事態宣言が、5月末まで約1ヶ月延長されることがほぼ確定した中、地元浜松市の鈴木市長は6日で自粛要請を終了することを表明。地元経済の状況や、市内で新規感染者が3週間以上発生していない状況を考慮しての判断ですが、今後発表されるであろう国や県の方針によっては再検討する余地も。解除するにしても継続するにしても、それなりに準備期間が必要だから、こうやって早め早めに立場を表明しておくのは良いことなんじゃ無いだろうか。

県内の感染者分布を見ると、予想以上に県内中部(静岡市、富士宮市、富士市)の発生者数が多くて、現時点での県内感染者数73人の半数(37人)を占めているのに対して、浜松市は7人と全体の1割。発生履歴によれば、市内最初の感染者は3月28日で、確かこの人は都内での濃厚接触者じゃなかっただろうか。その後4月1日に二人目が発生し、4月3日に三人目が確認された後、4月8日には一気に4人が発症。結構この時点で「あっ、やばいかも」と感じた記憶があります。8日は水曜日で、この週の10日金曜日には横浜のオフィスへ出社していたので、流石にこの時はこれまでで一番ドキドキしていた気がします。ただ、結果だけ見れば、その8日の4人が浜松市内での発症者としては最後な訳で、そう言う意味では浜松市民やその周辺の人達って、結構実直に外出自粛とか、手洗いうがいの励行などの対策をしっかりしていたのかも。最も、マスクは未だに購入出来ないけれど。

実は私の馴染みのお店も、4月21日に鈴木市長から出された休業要請に添って今の所休業中。その週の終わり、24日に予約していた自分はその21日にお店から休業の連絡を貰って「こう言うご時世、しかたない」と思ったんですが、正直その時は「多分5月一杯は駄目だろうなあ、人気店だけれどお店大丈夫かな」と思ったんですが、個人的には早めに休業要請解除となり、早期に復活して欲しいのだけれど。ただし、恐いのは、浜松市だけ休業要請解除となり、全部全てではないにしても、そう言うお店に人が密集して、感染第二波が発生してしまうこと。パチンコ店の例を見るまでも無く、どこの地域でも我慢の鬱積が爆発しそうな状況ですからね、市内の人は勿論その周辺からの往来が心配です。そこで、再度感染者発生となると、対策は取れるんだろうけど、今度は休業要請解除の判断基準がより厳しく慎重になることは明らかですからね。ただ、だからと言っていつまでも休業要請を続けて行けば、新型コロナウイルスは収束しても、経済が持たない。海外の事例では、日本よりも状況が悪いのに、経済活動の再開を目指して限定解除などの対策をとりだした国も出始め、早晩今度は日本でもそう言うことに対しての圧力が高まることにも。

実際、浜松市だけで無く、大阪府でも段階的に経済活動の再開を目指すようで、未だ新規感染者数が多い大阪でこう言う傾向が始まれば、全国的に広がることは明らか。そう言う意味では、全国的には外出自粛要請を継続しつつ、地域や地方によってはその適用範囲を自己判断で変更させて、経済的疲弊を少しでも少なくさせることを目指さないといけないかも。その為にも、自粛緩和する場合のルールは全国的に決めておかないと、より大きな方へ人が流れる可能性もあるだろうなぁ。例えば、カラオケなど密室では、〇〇m2あたり1人での利用でかつスペースを取って利用するとか、飲食店などでもお客のスペースを十分取り、場合によってはビニールやアクリル板あるいは衝立などで互いに干渉しないように出来るだけ分離した上で、夜間営業は現行の夜8時迄を例えば9時30分まで認めるとか。夜のクラブ活動にしても、同様の措置で勝つ全員マスク着用のうえ、濃厚接触はしないし、仮に感染者が発生したらその店舗だけで無く、その業種全てを再び営業自粛に戻すとか厳しいルール適用をしていく必要があるのでは。一時期多かった、感染経路不明な感染者は減ってきていて、再びクラスターでの発生が新規感染者数の多くを占めるようになってきたのだから、感染者数の数は大きく上下しても、そのクラスターが分かっていれば一気に対策可能。だから、まずはクラスターを作らない事が重要だし、仮にクラスターが発生したら徹底的にそこを即潰す対策が今後も重要になると思う。そう言う意味では、これまで国内の感染対策一つでよかったものが、感染収束を睨みつつ、経済活動の再活性化という「二面作戦」を進める次の難しさが出てくる5月になると思う。浜松市の対策が、その良い一例になれば良いのだけれど。

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