オールナイトニッポンでの発言が物議を醸しているタレントの岡村隆史氏。翌週の放送で発言を謝罪した物の、何故か批判する側がヒートアップして、NHK番組の降板や、その他ペナルティーを科すべき見たいな話に広がっていて、流石にそれは行きすぎだろうと思うんですよけどね。
元々は、深夜放送での発言で、自ら風俗好きを辞任している彼が、それまで風増とは無関係の仕事をして居た人が、仕事が無くなり風俗に流れてくるだろうから楽しみ、みたいな事を言ったらしい。ビジネス的始点で言えば、実際女性の場合は風俗とは言わないけれど、仕事が亡くなった女性は水商売で手っ取り早くお金を稼いで再起を期するというのは、昔から言われていたことだと思う。ただ、今のご時世「コンプライアンス」に厳しい世の中であるし、風俗に対しての考え方の違いも色々存在するなら、幾ら視聴者がそれなりに限定される、有名タレントの深夜放送という場ではあっても、軽率のそしりを免れないところ。
それに対して、女性の立場から、あるいは職業倫理の観点から批判することは当然だと思うし、岡村氏が謝罪したところで、後はそれぞれ考え方を尊重して収束するかと思ったら、謝罪は形だけだ矯正を要求するみたいなことまで始まっていて、個人的には岡村氏の発言よりも、こっちの方に引いてしまう。彼女たちが彼の発言を問題だと認識して何らかの対応を求めるのであれば、番組降板を求める前に、直接会話する機会を要求して、自分達の考え方とか行動を説明して、それに対しての理解を求めるなり、考えの違いを認識して貰うことの方が重要じゃないのか。私は今の刑法には不満な点もあるけれど、裁判という公平な場所で被告と被害者がそれぞれの意見を主張して、その中で被告が更生するために、被害者が受けた被害よりも軽い刑を科して再起させるというのは、まぁ民主的な社会としては必要なルールかなと思うところ。「目には目を、歯には歯を」という対応をするだけでは、社会が荒んでいくだけだと思うのだけれど。
それに不思議なのは、今回は岡村氏がやり玉に挙がっているけれど、例えば暫く前に女性擁護の立場を言いながら、実は多数の自分の女性スタッフに対してセクハラ行為を働いていた、広河隆一氏に対しては同様の批判どころか、何となくフェードアウトして、さらには最近では自分は間違っていないみたいな主張をこっそり始めていたりするのは良いのか? それ以外にも同様の案件があったのに、批判する対象とそうで無い対象が、結構境界線が見える気がするのは気のせい? まずは、そう言う言行不一致を無くさないと、どんなに大切な事柄どんなに重要な言葉も響かないと思う。結局は、今のこう言う人達の行動や発言を見ていると、彼らが否定しているところの全体主義とか独裁主義が過去行ってきた事を、そのまま踏襲しているようにしか見えない事に、彼ら自身は気がついているのか。気がついていないとしたら、それは軽率だと思うし、知っててやっているなら悪辣だと思う。
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