以下略ちゃんの所で文字おこしされていた、「テレ東NEWS」YouTubeチャンネルの動画について。これは、YouTubeの「テレ東NEWS」チャンネルで、テレビ東京の官邸キャツプの篠原裕明記者が、政府による「マスク2枚配布」について解説したもの。12分20秒程動画の中で、最初に緊急事態宣言の説明に続いて、5分48秒頃からマスク配布に関しての説明が始まります。
内容に関しては、すでに以下略ちゃんが文字おこしされているし、実際にビデオを見ても、この篠原さんの声は優しい感じで耳に心地良いので(笑)、聞きやすいから当該部分7分程試聴しても苦にならないと思います。現在手に入る材料(=1億枚の布マスク)を、どの様に配布すれば、それなりに意味のある効果が得られるか、ベストでは無いけれどベターな解決策を考えて実行したと言う事が改めて理解出来るもの。私も以前一寸書いたけれど、自分達の子供の頃は、マスクと言えばガーゼ地の布マスクしか無かった時代だから、不織布マスクしか知らない若い世代よりは、高齢者層にとっては受け入れやすいこともあるでしょうね。もっと必要な人には配布して、不要な人には配るなみたいな話もでていたけれど、それを言ったら今の給付金とか支援金だって同じ事を言わないと変。でも、多少の無駄とか重複とかを排除することよりも、本当に必要な人が漏れないようにカバーする事の方が重要なわけだから、そう言う意味でも今回の配布方法に関しては良かったんじゃ無いかと思う。「こんなマスク使えるか」と言っている人は、そのマスクをオモチャにして落書きするとか、無意味に浪費するのでは無く、それこそ医療関係、学童関係、あるいは役所関係とか、必要としている場所は幾らでもあるのだから寄付すれば良いだけの話し。
一つ気になるのは、最後の方で安倍総理や菅官房長官の説明が不十分という事を言っているんですが、逆にそうで無くてもそれ以外の事をやらなきゃいけないその二人が、もっと時間を割いてもっと細かなことも含めて話をしないといけないのだろうか、と言う事。以前も書いたけれど、政府の広報官、アメリカで言うところの「報道官」という組織を、ちゃんと日本でも作ったらいいんじゃ無いだろうか。勿論、報道官が一人いれば良いという話では無く、多分分野別に複数の担当者がいて、さらにその下には情報収集や報道用文書を作る人。また、テレビなどだけでなく、みずからSNSでも発信して対応するなど、少なく見積もっても数十人規模のチームになると思うけれど、そう言う組織が対応するべき話だと思う。これって会社組織を見てみれば明らかなわけで、例えばベンチャーとか中小企業等小さな組織ならば、社長自らが広報官として色々発信する事も有りだと思うけれど、日本政府というのは言ってみれば国内でも最大規模の大企業クラスの組織な訳で、となれば専門の広報部門があってしかるべきだと思う。そんなことを言うと、「ナチスの宣伝広報部門が」みたい方向に話がずれる人もいるかもしれないけれど、それは使い方運用の問題であって、その組織体が悪いわけじゃ無い。
このYouTube動画に、TLでは「テレ東GJ!」のコメントが多いけれど、でもテレ東は同じような内容を、例えばWBSとか彼らの地上波でも流したんだろうか。篠原記者が疑問に思い、結果として理解のギャップを埋める必要が有ると考えるくらい重要であるなら、YouTubeで動画を流して終わりでは無く、やはり広く視聴者にも訴えかけるべきだと思うのだけれど。途中何度か「政府の代弁者になるつもりは無いけれど」と言っているけれど、結局はそう取られる報道・行為をこれまでやってきたから、そう言う言い訳をしないと内容以前に反論がくると言うことですよね。ある意味、今のメディアの状況がよく分かる一場面だとも感じます。まぁ、メディアとして久しぶりに「仕事してるな」と理解出来るものであると同時に、やはり今のメディアの問題点・課題点も見えてしまう内容でもあるなと感じます。
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