2020年4月27日

インターハイ中止

新型コロナウイルスの影響を鑑みて、今年の全国高校総体(インターハイ)が中止に。例えば高校野球なら夏の甲子園が最優先大会でインターハイはその次くらいの位置付けとか、競技種目によってその重みというか重要性は変わると思いますが、やはり高校スポーツの頂点は「インターハイ」じゃ無いかと。私も、三年間陸上競技部に所属してインターハイを目指していたけれど、残念ながら選手としての出場は県大会止まりで、スタッフとして他の出場選手のサポート役で2年、3年の時に開催地へ行けたことがせめてもの記念。

私の時代は、インターハイの陸上競技は、8月1日から5日までの予定で毎年開催されていましたが、最近ではそれが前後しているみたい。多分気候の影響などがあると思うのですが、いずれにしても「インターハイ」と言えば「夏の大会」の代名詞であり、夏休みの前半はその最後の仕上げに費やされて、大会後はもぬけの空になって夏休みが終わるわけで、そのホッとした安心感というか開放感から、ちょっと羽目を外しすぎて先生から怒られる事もありましたが、まぁ良い時代でした。全国大会は8月初めに開催されるけれど、そこに至る予選大会が幾つもあるわけで、当時の場合だと、1) 市内大会、2) 県内地区大会(静岡県だと、東部、中部、西部の3大会が開催)、3) 県大会、4) 東海大会、そしてやっと5) 全国大会へと繋がります。競技によって予選方法は違うだろうけど、もう4月5月からインターハイへの道は始まるわけで、それが現状では始められないのでは、機会の公平を期すためにも中止は仕方ないでしょうね。

もう記憶も朧気だけれど、確か市内大会が5月初め位にあって、地区大会・県大会が5月から6月。この頃は雨の季節なので大変。最後の関門の東海大会は、確か7月の初めくらいだったと思うんですが、そこからさらに一月掛けて8月初めのインターハイへ調整をして行くのが大変でした。インターハイ参加が決まると、競技時間に合わせて練習スケジュールや食事なども合わせていたなぁ。当時は、確か7月に入ると期末試験があって、それが終わると夏休みに入るので、そう言うことも可能でした。今から考えると、よくもあんな生活を三年間もやっていたと思うけれど、だからこそその後の色々な場面でも役立ったと言えるだろうし。

高校生が参加出来る大会だと、後は秋の国体位だろうか。競技によっては、「〇〇杯」みたいな全国大会があるのでしょうけど、今年はそう言った大会も厳しそうですね。唯一、ウィンタースポーツ系は何とかなるかもしれないけれど、それ以外の競技は大会無しで今年は終わりそう。出場機会を失った三年生は悔しいし残念だろうけど、是非そう言う気持ちを次のステージで生かして欲しい。大学で競技を続けることも可能だし、社会人という機会もあるかもしれない。競技引退の場合でも、これまでの経験や取得した技術は別の機会にも生かされる事は、自分の経験からも自信を持って言えます。是非気持ちを「夏の目標」のインターハイから、次の目標へ切り替えて、新しいスタートを切って欲しいですね。

[2020年4月28日追記] 知らなかったんですが、インターハイの陸上競技はエコパで開催予定だったんですね。本来なら、東京2020の開催中で会場や宿泊施設の確保が難しいという想定から、北海道から九州まで会場を分散して開催予定だったのは迂闊にも知りませんでした。その中で、陸上競技は静岡だったんだぁ。もし予定通りエコパで開催されていたら、行きたかったかも。来年も、スケジュール的には東京2020(in 2021)と被るから、今回と同様の開催になるんだろうか。

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