2020年3月10日

CA感染

自分が聞く範囲では初めての症例じゃ無いだろうか、シカゴ発成田行きのJL009便に乗務していて客室乗務員(CA)が、新型コロナウィルスに感染していたことが分かったというニュース。発症したのが2月24日で、潜伏期間の二週間前を考えると2月10日頃に感染したと想像されますが、先月初めの時点でANAが対策していたように、JALのCAさん達も同じように対策していただろうから、どこの何が感染原因になったんだろうか。

機内というと、空を飛んでいるから「密閉空間」と思われがちだけれど、実は外気を取り込んで機内に循環して居ることは余り知られていないのかも。酸素ボンベとか搭載しているわけじゃ無いから、機内を閉鎖空間して何時間も呼吸可能な空気を維持出来るわけじゃ無いし。外気を取り込んで、そのままでは冷たすぎるから(氷点下ですから)、確かエンジンの熱を利用して常温に温めてから機内に誘導しているはず。また高空の空気なので湿度が低く、それが機内が乾燥する理由の一つでもあるのだけれど、B787の用に湿度で錆が発生するリスクが低い場合は、ある程度加湿出来るから、B787の機内環境は快適と言えるんですよね。記事の中にもそんなことが書かれているけれど、2~3分で入れ替わるとは思わなかったし、HEPAフィルターも使っているとは。

国内航空会社の減便も更に増えていて、ANAの場合羽田発の幹線であるHND-ITM、HND-FUKも減便するというのは、やはりビジネスパーソンがリモートワークになったりして、ビジネス需要が減ったことも影響して居るんだろうか。HND-OKAの減便が今の所ANAは無いのは、暖かい沖縄で新型コロナウィルスの拡散が少ないという事で、旅行者の需用が高まっていると言う事も有るんだろうけど。飛行機の場合は、感染への懸念と言うよりも、移動制限を受けた人の流動性が低下したことが最大の理由でしょうね。個人的には、飛行機よりも、ある程度の時間密閉した空間で移動する、新幹線、それも新横浜-名古屋の1時間以上も密室となる、のぞみ号の利用が一番リスクがあるんじゃ無いかと勝手に想像しているんですが、でも最近のガラガラ具合を見ると、今の所その場合でもリスクは低いかな、と。

ここ二週間ほど、毎週の新幹線通勤でもガラガラの車内に驚いているんですが、それと同様に都内の繁華街の人でも減っていることを実感しています。JALのCAさんが感染したときの機内は、まだ2月の初めでそれなりの搭乗率だったんだろうけど、最近の国際線の搭乗率はどの位なんだろうか。来週飛ぶ予定のNRT-SFOのシートマップを見ても、当初は半分くらいの搭乗率だったのが、最近はキャンセルが出ているのか、どんどんシートが空いてきていて、今はPolaris Classは20%位の搭乗率。大丈夫かなぁ...

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