2020年3月25日

東京2020延期

東京2020(オリンピック、パラリンピック)を、最大1年間延期することが正式に決定。まぁ、予想されたこととは言え残念。ただ、5月ではなくこの時期に「延期」が決定することで、判断としては早いタイミングと言って良いだろうし、それによって対策の可能性範囲も大きくなるわけで、ベストでは無いけれどベターな選択と居て良いのでは。

次の課題は、延期した大会をいつ開催するのかと言う事。候補は、多分三つあると思うんですよね。先ずは今年の秋、来年の春、そして当初予定の1年後の来年の夏、と。今年の秋開催なら、「東京2020」もそのままだし、タイミングとしても1964年の10月と同じ頃になるから、これが一番望ましいと思うんですが、如何せん元々の夏の大会後に各種イベントが集中する時期だろうから、一番開催条件としては厳しいかも。次の来年の春は、気候的にはこれも良い頃だけれど、日本は年度初めでやはりイベントが集中しているだろうし、その前の準備期間の気候が冬に掛かるから、選手的には少し厳しいかも。最後は、丁度一年ずらす案で、これが一番影響が少なそうだけれど、気候条件とか今と同じ制限が生まれるだろうし、幾つかの国際大会のスケジュール変更などが必要になるなど、こちらもすんなりとはいかないかも。

個人的には、来年の春案と夏案の間くらい、5月中旬から7月にかけて位が、気候的にも安定しているし、場合によってはマラソンの札幌開催を東京へ取り戻すことも出来るんじゃ無いだろうか。ただ、この時期に開催される他のイベントとの兼ね合いがどの程度調整できるか、それが不明。さらに言えば、来年の新型コロナウィルスの状況次第では、やはりこの時期ではまだ感染収束してからの期間が短く、特に選手の準備が難しいかもしれない。いずれにしても、先ずは時期の決定が出来ないと、再予約や中断した聖火リレーなどのイベントの対応も出来ないし、それが最優先でしょうね。一方で、7月から8月まで使用予定だった東京2020使用施設の予約を再度取れるようにしないと、丸々二ヶ月施設が遊んでしまうことになり、それはそれで経済的にも大変。そうで無くても、新型コロナウィルスで施設の利用率が低迷しているところに更なる追い打ちになるわけで、これも早急に対応しないと困る人が多いでしょうね。

一番影響を受ける選手は悲喜交々かも。今年の秋なら、現在決まっている候補選手はそのままかもしれませんが、来年となると再選考という可能性が高くなるでしょうね。場合によっては、選考されていても気持ちも切れて自ら「辞退」する選手も出てくるかもしれない。まだ「延期」が決定しただけで、いつ、どの様に延期されるのか詳細はこれから。取りあえず、今年の夏を想定して進められていた準備やイベントは一旦保留されるんだろうけど、選手も我々も気持ちを切らさないことが一番重要ですよね。TLで、東京オリンピックは、前回も戦争で一度中止の後での開催になり、今回延期しての開催となれば、中止、延期、開催、全てを経験した大会になるという書込があり、なるほどなと感心したんですが、まぁ全ての波乱を経験した「東京」なら、これまでで一番面白い記憶に残る大会になるんじゃ無いだろうか。というか、そうしないといけませんね。

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