2020年2月6日

マスク狂想曲

昨日一寸コンビニに買い物に出たとき、今週末は金曜日にいつものように横浜のオフィスに出社して、そのまま土曜日から月曜日までSingaporeへ行く予定なので、途中国内移動の時用、特に朝のラッシュ時間になる在来線利用時用に、マスクを一つ購入しておこうかと思いつき、そのコーナーへ。流石に、殆どのマスクが売り切れ状態でしたが、3種類くらいは、まだ一つ二つ残っていて、その中で5枚入りの一般的なマスクを一つ(1パッケージ)購入しておきました。何で、もう一つくらい予備に購入しなかったかというと、そのコーナーには「マスクはお一人様一つでお願いします」とポップが掲げられていたので、「あぁ、浜松のこんな田舎のコンビニでも、そんな状態なんだ」と感じた次第だから。

実は私も聞いて一寸ビックリしたんですが、日本国内で販売されているマスクのうち、国内で製造されているのは20%位で、後は中国製造の輸入品とのこと。今はその中国があんな状態ですから、多分その80%のうち日本に出荷出来るものなんて数%位じゃ無いだろうか。先日の政府チャーター機での武漢からの邦人脱出時に、日本からマスクを100万個持ち込んで寄付したというニュースがあり、「困ったときはお互い様」と思ったんですが、段々と日本もそう言うことを言えなくなってきましたね。

国内メーカーも増産をしていて、24時間週末も休み無しみたいな状態らしいけれど、それで供給量は20%から30%位迄上がるかもしれないけれど、40%とか倍増するのは無理でしょう。この新型コロナウィルスの対策で手洗い、うがい、マスクが励行されているので、この時期ピークとなるインフルエンザがピーク前に横ばい状態になり、それはそれで良い事なんだけれど、これから始まる花粉症対策で使用出来るマスクが減っていくのは、次の心配ですよね。実は、コンビニでマスクを購入して、自宅で取りだしたときに、そのマスクのパッケージに「日本製」と印刷されていて、一寸安心するとともに、結構貴重品をゲットしたんだという気持ちになったことは内緒です(笑)。

一般利用のマスクもそうですが、医療活動で使用する高機能高性能マスクの供給は問題ないのだろうか。一時、N95という医療用マスクが機能性が高いという事でちょっとブームになりかけたけれど、本来必要なところに行き渡らなくなっては困るわけで、その当たりは販売する方も場合によっては行政もある程度指導したり制限したりすることが必要かも。まぁ、当分この状態は収束しないだろうけど、今は何とか水際で止めている感染が、何かの切っ掛けで国内のあちこちで発症しだして、国内流行が始まるとちょっと不味いですよね。それで、ますますマスクやアルコール消毒用品などが取り付け騒ぎみたいになり、昔のトイレットペーパーの買い占め騒動みたいなものが起こるんじゃ無いだろうか。専門家の予想では、2月位から国内のピークが始まり、4月から5月位に収束に向かうとのことで、ぎりぎり東京オリンピックの開幕には間に合いそうだけれど、今年はその前、花見のシーズンは少し抑え気味になるかもしれませんね。

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