2020年2月29日

賢明な国民

毎度おなじみ「金曜日の新幹線シリーズ」。新型コロナウィルスの感染拡大防止との本格的戦いが始まった今週、政府はテレワークや外出を控え、学校も休校を要請するなど、かなり本気の雰囲気。そんな中でも、うがい、手洗い、体調管理を励行しつつ、いつもの生活を続けるのが最善の策と勝手に判断して、今週も週に一度の新幹線通勤の金曜日。前日「明日出社する」と言ったら母親が驚いた様子で、「こんな時に出かけるのか」というので、まぁそれはそれで当然の反応かもしれませんが、今回は月末でいろいろ書類の処理が必要な事や、会社での作業が必要な事もあって、いつものように出かけることに。

昨日も一寸書いたんですが、浜松駅について待合室に入ったらビックリ。今、浜松駅の改良工事をやっていて、待合室の1/3位が養生でふさがれていて狭くなっているため、いつもだとシートは満席、その間の通路にも人が立っていて毎週混雑していたのが、この日はシートが半分も埋まっていないくらいの状態。その後、ホームに上がりましたが、いつもは長い行列が出来ている5号車から1号車の乗車口にも、これもいつもの半分どころか1/5位しか並んでいません。車内に入ると、やはり空席が目立ちます。静岡からは、流石に大勢の人が乗車してきますが、いつもはほぼ満席になるのに、この日は8割7割位の乗車率でしょうか。3列席の真ん中は大体空いているし、2列席に座っていた私の隣は新横浜まで空席のままでした。

新幹線だけで無く、新横浜で乗り換えた横浜線の様子もいつもと一寸違っていて、混雑具合はいつもよりも明らかに少ない。いつもなら、押し合いへし合いで新横浜から乗り込んで、隣りの菊名まで大変ですが、この日は周りにスペースがあるくらいの混雑具合。流石にマスク着用の人は多いのですが、先週、先々週くらいの様子と比較して、明らかに咳とかくしゃみをして居る人がほとんどいません。先週あたりだと、車内で「ゴホゴホ」とか「ハクション」とかいう音が周りから聞こえてきて、一寸身構えながら移動していましたが、今回は一度だけ咳払いみたいなものが聞こえただけ。やはり、多少なりとも不安があると自宅待機とか在宅勤務に切り替えているのかなぁと言う感じですね。

で、会社に到着してビックリ。この日は私以外の課のメンバーは皆さん在宅勤務で、ミーティング等はオンラインミーティングに全て変更。「なんで会社に出ているの」とマネージャーに聞かれて「いゃ、金曜日だから...」と言い訳する始末(苦笑)。確かに、会社のオフィス内もいつもより人の数は少なく、元々静かなオフィスなんですが、さらに静まりかえっています。実は今週初めに、社内での小規模な会議でも、出来るだけオンラインでするようにさらに厳しい通達が社内であったところ。私の仕事の場合、PM (Project Management)なので、かなりの部分はオンラインでも対応可能ですが、それでも「もの」を作る仕事なので、完全にはオンライン化は出来ない。その為、この日も出社したんですが、その辺のバランスを上手く取りつつ、正しく恐れるというか、冷静に対処することを心がけることが、今一番必要な事でしょうね。

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