2020年1月20日

中国新型肺炎

中国武漢市から始まった、新型コロナウイルスによる肺炎騒動。現地では罹患者が増えていて、死者も発生しているし、中国国内だけで無く、日本やタイでも感染者が発見されていて、じわりじわりと広がっている感じです。所謂「パンデミック(Pandemic)=世界的感染」と言うほどでは無いし、今回の新型肺炎は過去に流行した物と比較しても、今の所感染力は弱いので、注意は必要だけれど変に騒ぐ必要も無いらしい。会社では部門の安全衛生委員なる役目を仰せつかっていて、毎月委員会で色々な安全衛生に関してのフィードバックがあるんですが、先日の1月の委員会でも、この新型コロナウイルスの話が出て、産業医の先生からの説明などを聞きました。

武漢市には出張先は無いのですが、そこから400km位離れた都市には出張先があるので、全く無関係というわけでは無いものの、そんなに気にする必要も無いという説明。とは言っても、季節柄日本国内でもこれからインフルエンザとか感染症が流行するシーズンなので、手荒いやうがいなどの励行はするべきとの事。私は、この時期位から花粉症と思われるアレルギー系の喘息や鼻水が出てくる頃なんですが、今年は逆に調子が良くて今の所そんなに厳しい症状も無く、出来ればこのまま暖かい春を迎えたいところ。

とは言っても、気になるのは今週末から始まる中国の「春節(旧正月)」の大移動。武漢市以外でも、北京等でも感染者が出始めていて、今週から来週に掛けて加速度的に感染が広まる可能性も否定出来ません。また、最近では中国からの渡航先で人気の日本に来る人も多いだろうし、先日の国内での感染者では無いけれど、水際でどれだけスクリーニング出来るか、現場は緊張する時期になりそうですよね。一寸タイミングが悪いと言えば悪いけれど、だからと言って中国からの観光客、あるいは武漢など感染者が発生している地域からの渡航者をブロックする訳にもいきませんし。

地元の静岡空港は、中国からの国際線が多い地方空港なので、一寸不安もありますよね。確か、今は武漢線は無くなっていたと思うんですが、武漢の東の杭州線とか寧波線、西安線と、比較的周りの都市からの就航便があるので、この週末から来週に掛けて一寸静岡空港も緊張するかも。過去の例だと、中国政府からなかなか正確な情報が出てこなくて、それで被害が広がった事がありますが、今回は正確な情報を迅速に提供して欲しいですよね。正しい情報があれば、決して恐れること無くちゃんと防疫出来るわけですから。結局は、被害が広がるのは人災になってしまうことだけは避けたい。

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