2020年1月5日

フッ化水素 (2)

輸出管理下のフッ化水素の国産化に成功という韓国の記事ですが、その会社(fect社)は日本のフッ化水素製造会社(ステラケミファ)の系列会社で、ステラケミファ社は39%出資しているらしい。実際に韓国内でフッ化水素を製造しているわけではなく、日本からの製品を加工して韓国無いの契約先に出荷しているらしいので、どの程度韓国内に製造設備を持っていたかは不明だけれど、仮に何らかの方法で製造可能であったとしても、40%近い出資を受けているので外為法の規制対象になり、ステラケミファ社が処罰の対象になるらしい。となると、ステラケミファ社が了解しないと大量製造は出来ないし、実際に「方法は分かった、でも製造設備は出来ない」みたいな話なのかもしれない。

この手の「韓国発ニュース」、特に日本関連のニュースに関しては、結構なバイアスがかかっていることが多いので注意が必要なのは以前からのお話。所謂宣伝戦の一つで、相手より有利になろうという意図があるのかもしれないけれど、大げさにしかし具体的な事は無い話しに関しては、疑って掛かる方が良いですよね。その最たるものが、昨年初めのレーダー照射時件の一連の報道だし。

今回の報道に関しては、結構一般の報道も取り上げていて、ただそれっきりだった物が、SNS経由で「実は...」という背景も分かるし、逆にそこから相手の意図みたいなものも見えてくる気がします。本当は、本来の報道がそこまで深追い報道をして、だから日本はどうするべきか、だから韓国とはどう対峙するべきか、そう言うことまでちゃんと述べないと行けないと思うんですけどね。

所で、今回の国産化の報道を受けて、某女性議員が「だから言わんこっちゃ無い」とSNSに書き込んだところ、実は日本の企業の資本先と言う事で「軽率」と言われているけれど、まぁ一般人じゃないだから軽率であったことは事実。以前から、色々批判のある議員だけに、その発言行動も「然もありなん」という感じだけれど、何かどんどん議員にしてもメディアにしても、軽薄化していくばかりで、逆にこれまで「ゴミため」と言われていたSNSが、どんどん洗練化されてきている気がする。

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