2020年1月3日

フッ化水素

韓国が、日本から輸入手続きの厳格感をされているフッ化水素の国産化技術に目処を付けたという記事。まぁ、別に日本だけしか出来ない技術というわけでは無いし、科学的なプロセスは分かっている物だろうから、韓国でも製造することは可能でしょうね。ただ、それならこれまでもそう言う行動があったはずが、日本からの輸入に依存していたのは何か理由があったわけで、それが品質なのかコストなのか分からないけれど、同じ物を作る事が出来るようになったとしても競争力までカバー出来るとは限らないでしょうね。

元々の疑念にしても、輸入量に対して使用量と大きく乖離していることが想定されるので、その説明なり改善を要求しても無かったから、輸出優遇措置を外した物。噂では、その一部が北朝鮮流れているとのことだけれど、実際に韓国内で必要な量ってどの位なのか。また記事では「高純度の」と書かれているけれど、日本のフッ化水素は小数点以下一桁二桁純度が違うそうで、そこまでの技術獲得出来たんだろうか。

韓国側の事情はともかく、未だ使用目的の説明は無いわけだし、日本としても韓国だけが市場であるという事でも無いわけだから、特に困ることは無いでしょうね。困るのは韓国なわけで、その韓国が説明すること無く自分達で解決策を作ると言うのなら、それはそれで一つの対応だから、日本としては生暖かく見守ればいいのでは。そのフッ化水素製造設備には、日本の機器メーカーの製造装置が使われていて、なんていう落ちになりそうな気もするけれど。

まぁ、本当に必要な品質のフッ化水素が十分なコストで製造出来るなら、韓国としてはステップアップ出来たわけだから、これほど良い事はない。その分、日本との関わりが減っていけば、日本としても負担が一つ減るわけで、こちらにとっても良い事(笑)。是非韓国には頑張って貰って、レジストとか他の物の国産化と自給体制構築を進めて欲しい。

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