2019年12月11日

NRT-LAX (番外編2) - カスペルスキーの呪い

今回の渡航目的は、インターンとしてUSで仕事を始めた姪っ子の陣中見舞いなんですが、彼女のパソコンの診断もリクエストされていました。大学に入学したときにパソコンをプレゼントして、それがそろそろ寿命になり、まぁ今回USへ行くというので、最新のパソコンをまたプレゼントしてあげたんですが、そのパソコンが使用中にフリーズして、かつ本体が凄く熱くなるとの事。USでは今の住まいにインターネット環境が無いので、現地で契約したスマホ(iPhone7 + AT&T SIM) で、テザリングしているらしいのですが、その状態だけで無く、出発前に自宅で使用している時も、凄く熱くなりハングしてしまうことがあったらしい。

ちょっと話を聞いただけでは原因が特定出来ないので、可能性としてはドライブが何かの理由で満杯になっているとか、あと使用中に空冷用の吸排気口が塞がっているのか、それ位しか思いつきません。最悪、カバーを外して内部を見ることも想定して、必要なドライバーセットや、バックアップ用の外付けHDD等を持参しての渡米となりました。

で、彼女の住まいへ行って、実際に使う環境で見せて貰いましたが、この時には問題の症状は発生せず、SSDの状態を見ても、特におかしい所は無さそう。唯一不安だったのは、使用している回線が細いせいか、ドライバー類やWindowsの更新が保留になっており、これが悪さしているかなとも思い、翌日宿泊先のホテルで落ち合う予定なので、その時にホテルのWi-Fiで確認することにしました。

翌日彼女がホテルに来たとき、「丁度ハングした」というので鞄からパソコンを出すと、ハングしたまま鞄にいれていたので、もう触れない位熱い状態。慌てて冷たいテーブルの上に置き、電源ボタン長押しで強制終了させます。暫く放置して本体の熱がとれたところで、再度起動。まずは保留中の更新を順番にインストールして、全体を最新の状態にします。で、色々状況をもう一度インタビューして、さらにハングしたときの画面をみると、どうもインターネットのサイトにアクセスしているときに、インストールしているカスペルスキーのネットワーク監視ソフトが動作するんですが、これが何かの理由でハングするあるいは過負荷状態を作っているようです。で、このソフトを自分でインストールしたのかと聞くと、どうも父親が良かれと思ってアンチウィルスソフトを入れたらしいのですが、最初から入っていないのなら削除しても問題ないので、まずはカスペルスキーをアンインストールしてから、代わりにWindows Defenderを再設定して、システム設定を変更しました。

この状態で、以前の問題が発生した動作を何度かやってみましたが、取りあえず良さそうなので、これで暫く様子を見て貰うことにしました。まぁ、確定したわけじゃ無いですが、アンチウィルスソフトがこの手のトラブルを発生させるのは良くある話ですし。で、なんでカスペルスキーなんだという疑問なんですが、別に弟はパソコンに詳しいわけじゃない。多分、自分の会社の仕事用パソコンに、会社指定ソフトとして使用しているので、それで選択したんじゃ無いかと想像しています。自分が使用している物だから、問題ないだろう、見たい感じで。でも、会社使用パソコンと環境が違えば随分違うし、それに姪っ子のパソコンは最近購入したから、WindowsのOSバージョンは「1909」と最新。ちゃんとそれに対応したバージョンを入れたのかも疑問がありますし。取りあえず、帰国してからも問題発生の連絡はないので、多分これで一件落着したと思っていますが、まぁトラブルサポートは身内でも大変です。

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