2019年10月3日

伊丹騒動、その後

先月発生した、伊丹空港でのサバイバルナイフ通過事件。その後の状況が記事として公開されています。伊丹から羽田に飛んで終わりだと思ったら、この男性は羽田からジャカルタに飛んでいたんですね。伊丹空港でスルーされたサバイバルナイフを、何故か羽田空港でも発見できず、その後ジャカルタから帰国するときには受託手荷物に入れていたので、この時はルール上問題無かったようだけれど、何故羽田空港では引っかからなかったのか。

一つ想像出来るのは、伊丹からジャカルタまで受託手荷物をバゲッジスルーせずに、一度羽田空港で引き取って、その時にナイフを受託手荷物に移動させて預けたこと。あるいは、機内持ち込みの荷物が複数あり、伊丹からは機内持ち込みしたけれど、羽田空港ではその中でナイフが入っているものを受託手荷物にしたのでは無いかという事。羽田空港の保安検査場は、国際線利用の検査でもあるから、そこで見逃すという事は流石に無いと思うんですよね。

記事を読んでいて解せないのは、この男性の搭乗機でも機内確認をしていたのに特定出来なかったという話。座席番号とかで特定出来なかったのか、あるいは単に「ナイフをお持ちでは無いですか」というような聞き方で機内を回っただけとか。でも、AMCのプレミアム会員向け保安検査場を利用しているから、AMCのステータスと座席を比べれば、どこのどの人が座っているはずか分かるはずで、それも利用しなかったんだろうか。

今回当会社の人の行動が確認されたのは、多分伊丹-羽田のカメラ映像を総動員して移動履歴をつなぎ合わせたと思うんですが、例えば今後顔認証でチェックインからゲートでの確認が出来るようになれば、少なくとも何か有った場合に確認しやすさは向上するかも。まぁ、其れ以前に、セキュリティチェックでの厳格さをもっとしっかりしないといけないんだろうけど。時々、「これくらい良いだろう」的な人に遭遇することがあるけれど、今後はああいう人にもビシッと言って欲しいですよね。本当、一人の我が儘で何千人もとばっちりを受けては堪らないし。

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