2019年9月20日

烏合の衆

野党が統一会派を結成したというニュースだけれど、結局は空中分解した旧民主党が、また集まって「民主党もどき」を作っただけのような。まぁ、多数決で決まる民主主義の世界だから、政党にまとまらなくても統一会派ということで集団の規模を大きくすることも一つの方法だと思うけれど、政策的には結構違うグループ同士が、その肝心な部分の摺り合わせもせずに集まってもしようが無いと思うのだけれど。

で、新聞各紙のサイトを見ていたら、朝日新聞が一番大きく熱心にこのニュースを扱っているけれど、それってよほど嬉しかったからなのかと邪推してしまう(笑)。その次に大きく扱っているのが毎日新聞ですが、無料で記事公開している朝日新聞とことなり、こちらは有料記事で3/4は読めない。産経新聞は簡単に伝えているだけで、読売新聞は今朝の時点では記事らしきものは見当たらない。何となく、それぞれのメディアの思惑というか、雰囲気が感じられていて面白いけれど、逆に言えば「野党統一会派」という、結構大きな話題なのにこの程度というのが、彼らの今の立ち位置を率直に表している気がする。

これで、この会派の議員数は、衆議院が117名(定員465名)、参議院が61名(定員248名)と、どちらも定員の1/4の勢力を占めることに。この勢力で、枝野氏は、
「(与党の)国会運営が悪質度を増している。経験・知見のあるメンバーが連携連帯を強くして、今までよりも何倍も力強く国会論戦に臨める」
と言っているようですが、結局は反対と審議拒否しかやらないわけで、出来ればこの方達の経験や知見は表に出さないで、じっと静かにして貰っていた方が世の中のためになりそう。と言うか、先の選挙前にはあれだけ「消費税増税反対」をいいなから、今回も含めて選挙後にはそんなことは何も言わない。10月の臨時国会で取り上げるとかするんだろうか。その時には、もう諸費税は10%に上がっているわけで、そうなったら言っても無駄と諦めるんだろうか。勿論、難しい話だとは思うけれど、それならそれでせめてやる気くらい見せろよと思うなぁ。

数を集めて勢力を大きくすると言う事は、その分責任も大きくなるわけで、その発言とか行動にはこれまで以上に批判も出てくるはず。議員が少ない政党だから何でも許されるというわけでは無いけれど、大きくなればなったで、色々意味での責任を自覚して貰わないと困るんですが、多分彼らはそんなことは梅雨ほども感じていないでしょうね。結局は、「統一会派=烏合の衆」という見方になりそうな気がする。

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