2019年8月29日

お金はどこへ

出口が見えない日韓関係。ただ、こちらから見ると、一方的に韓国が自ら拗らせているようにしか見えないのだけれど。で、日本から優遇措置対象から外れた、フッ化水素、フォトレジ、フッ化ポリイミド等を、対抗策として国内生産できるように3年間で5兆ウォンを投じる予定という記事。以前、レアメタルの輸出規制を中国がしたときには、日本が代替製品の開発を初めて、結果的にそれが次の素材開発に繋がったから、韓国もそうなると良いのですが(心がこもっていない-笑)。

未だにメディア等では「輸出規制」みたいな事を言っているけれど、要するに今回の措置は輸出手続きの簡略化から外れるという事で、別に輸出禁止に成るわけじゃ無い。しかも、最上位の「グループA(=ホワイト国)」から、その次の「グループB」に今回韓国は入るのだけれど、それだってアジア諸国の中ではトップで、他の国例えば台湾とかシンガポールなどは、さらに一つ下の「グループC」。だから、他国に対しての優遇措置というか、有意的な位置に韓国はまだ居るわけで、それを知ってか知らずか問題を面倒にしている。

で、韓国でもそれら製品を製造しているだろうから、時間とお金と人材を掛ければ日本の品質に追いつき追い越すレベルの商品を開発することも出来るかもしれない。でも、レアメタルの時と異なり、今でも、さらに今後も、韓国は必要な手続きを取ればこれまでの製品を輸入して使用する事は出来るわけで、正直困ることは無いはず。そんな状況の中で、幾ら政府の肝いりとはいえ、わざわざ難しい製品の開発をするだろうか、あの国の人達は。勝手な想像ですが、今回付いた予算は、結局良いように使われて消えていくだけの気がする。しかも、韓国側は輸入する側だから、手続きは輸出する日本企業が担当するわけで、そう言う意味では「顧客」である韓国企業は、日本企業に「約束通り配送しろよ」と言うだけで済むはずなんですよね。まぁ、輸出手続きには相手の利用目的とか必要量とか、そう言う情報も必要だろうから、その部分が明確になるのが韓国側は困るんだろうけど。

別にそれぞれの国が国策も絡めて自国の産業育成することは悪いことじゃ無いし、そうやって日本も色々な分野で世界トップクラスの製品を作るようになったわけですから。でも、別に使えなくなるわけじゃ無い素材に対してこれだけのお金を投入して、それで喜ぶのは結果的にお金が投入された企業だけで、しかも3年後となれば今文在寅大統領がいないかもしれないし。まぁ、別に日本が悪い事をしているわけじゃ無いし韓国の独り相撲なので、好きにやればと言う事かな。ただ、日本としては、同じ言葉の繰り返しになろうが、日本の立場を発信し続けるべきで、それが一瞬でも緩むと、韓国が例の「無い事を言ってくる」攻撃に晒されますからね。

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