2019年7月10日

ジャニー喜多川氏逝く

先月、くも膜下出血で緊急入院したジャニー喜多川氏が、昨日午後無くなったというニュース。ジャニーズにも、個々のタレントさんにも、殆ど興味は無いけれど、一代でここまでの芸能事務所というか芸能システムを作り上げた実績は凄いと思う。言ってみれば「男性版・宝塚」みたいなものを作り上げたわけですからね(怒られるかな?)。現場が好きで、新しいアイドルをどんどん生み出すことが生きがいだったから、87歳という高齢でも現場に出て、多分最後はかなり無理していたように思うんですが、ある意味本人にとっては本望だったのかもしれない。

喜多川氏も87歳と高齢と言って良い年齢ですが、姉の藤島メリー氏は92歳だっけ、さらに高齢。そんな年齢でも、若い人達とその分野の最前線での仕事が出来ることは、本当に「冥利に尽き」という事なんだろうけど、やはりそこは周りがもう少し気を遣わないといけない気もするなぁ。今後は、その藤島メリー氏の娘であるシュリー氏が経営面を、昨年タレントを引退して、子会社の社長に就任した滝沢秀明氏が育成やプロデュースを担うようですが、余りに大きな存在だった喜多川氏の影響がどうなるか。

勿論、何百人(?)というタレントを抱えて、日本の芸能界だけで無くメディア等にも影響力が強い(強すぎる?)事務所だけに、喜多川氏一人で全て回していたわけでは無いだろうし、それなりにシステムとして社内にちゃんとしたものがあるから、今のジャニーズがあるわけで、そう言う意味では直ぐに何かあると言う事は無いでしょう。でも、喜多川氏の「感性」みたいなものが、どの様に継承されるのかあるいは変化するのか、その当たりが今後どうなるんだろう。大きな組織であればあるほど、暫くはそれまでの慣性で以前と同じように動くものだけれど、核というか中心が無くなると、段々と変心してきてぶれとか揺れが生まれて、それがどんどん拡大して最後は分裂してしまうもの。早く喜多川氏にかわる「核」が生まれるか、持株会社じゃ無いけれど、目的別に分社化して小回りが利くような感じになった方が良いんじゃ無いだろうか。

いろいろな意味で、芸能界とかエンタメ業界が揺れている昨今だけれど、また1つ大きな影響が生まれそう...

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