2019年7月10日

QRコードは良いけれど

永江一石氏のコラムから、QRコード決済vs電子マネー決済の話。コラムに書かれているように、利用者側の簡便性や信頼性では電子マネー(FeliCa)に軍配は上がるけれど、店舗側の負担を考えるとQRコード決済の方が有利。だから、永江氏の説明には100%同意するものの、対策は色々あると思うんですよね。

例えば電源問題。電子マネー系は専用の端末が必要なんだけれど、昔は電子マネー毎に端末が必要だったのが、今では共通端末で可能に。さらに言えば、(自分では出来ないけれど)スマホに入っているFeliCaを利用して、スマホを端末代わりにするのも可能なのでは。そうなれば、今のQRコード決済程度の設備で同様の事が可能になると思うんですが。あと、店舗側に端末不要という場合は、店頭に自分のQRコードを表示して、それをお客がスキャンして金額を入力して支払うシステム。この時、店舗側は支払い済みのスマホを見て(視認)確認するだけだから、悪い事をしようと思えば何でも出来てしまう。

例えば同様の画面を生成するアプリも可能だろうし、簡単にやるなら実際に支払をした画面をキャプチャーしておいて、それを再利用してもいいだろうし。混雑時なんか、いちいち内容を確認する暇も手揉まないだろうから、凄くリスクがあると思うんですけどね。そう言う意味では、基本的に店舗側は顧客側から支払情報を貰って、それを店舗側で認証して決済完了する、という流れ出ないと困ると思う。少なくとも、顧客が提示したQRコードを視認するだけでは無く、それこそスマホのカメラで読み取らせて正しいのか正しくないのか判定するくらいのことはやった方が良いと思う。それこそ、それもスマホに専用アプリを入れて、顧客にQRコード決済画面をスマホにかざして確認させれば良いだけで、お店側の負担も無いはず。

コラムの後半は、方法は別にして電子決済にすることで、販売記録が自動的に残り、税収に繋がると言う話で、これは源泉徴収されてきた自分のようなサラリーマンなら、是非進めて欲しい。それで税収がアップして、税金が下がるなら万々歳ですし。最終的に、そう言う透明性に綱がゲルのが、QRコードも含めた電子決済の話のはずで、さらにその先にはマイナンバーと紐付けて、それこそリアルタイムに税金計算までしてくれたら、確定申告に悩む人の多くが救われるんじゃ無いだろうか。今はQRコード決済の方が一歩進んで、店舗側にメリットが多いわけですが、電子マネー組もいつまでも手数料ビジネスを続けるのでは無く、別の方策を考えて手数料0とは言わないが、引き下げるとともに、デバイス等のコスト負担もするとかして拡販していかないと、多分楽なQRコード決済に店舗側を奪われるのでは。それは個人的には困るので、もっと頑張って欲しいのですが。QRコード決済が乱立している今こそ、電子マネー決済組のステップアップのチャンスと思うんですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿