2019年6月15日

箸とマナー

TL上で、箸使いと食事の時の食べ方で、その人の評価をするみたいな話が流れていて、結構色々な意見が出ていたんですが、それは社会人として当然という話から、人それぞれ自由で良いみたいな話しまで。その中で、それなりの年齢になると、なかなか第三者からそういうマナーに関しての指摘はして貰えなくなるので、両親とか家族とか子供の頃の教えが重要という意見には納得。

実は私も箸使いが下手な方で、社会時になった頃に色々な席で会食するようになり、そこで周りの人の様子を見て「あれ、俺の箸の使い方、間違っている?」と感じるようになり、慌てて正しい箸の持ち方とか調べて直そうとしたんですが、なかなか直らない。帰省したときに、そんなことを話したら、弟も含めてみんな箸の持ち方に問題は無く、何故か私だけ違っていたわけで、「なんで子供の頃に直さなかった」と半分本気で母親に文句を言ったら「あの頃は忙しかったから(両親共働きだった)」と言われて、納得するしか無いけれど、その割りには「食事中ぺちゃくちゃ喋らない」とか「音を立てない」とか、食べるときの作法は散々言っていたのになぁ。一時は、矯正用の箸をかってきて、自宅で食事するときにはそれを使って持ち方を直したり、結構長いこと(2~3年位か)そんなことを繰り返して、やっと持ち方も修正されてきたけれど、それでも多分ちゃんとした持ち方と比べると、少し位置が違うと思う。勿論、手が不自由とか理由があれば別ですが、手元というのは気が付かなければどう言う持ち方をしても関係無いけれど、一度気が付いてしまうと逆にそこだけ視線が集中するというか、気になりますよね。

で、お箸以上に気になるのが食べるときの様子。実は先日アメリカに行ったときに、SFOのAmex Centurion Loungeを利用しました。ここで、軽食を取りながらパソコンを開いて時間を潰していたところ、そこはカウンター席だったので、複数の人が利用していたんですが、私の斜め前くらいの席に、結構背の高い30代位の男性が後から来て座りました。で、お皿に山盛りの料理を取り分けてくると、ワインを飲みながら食べ始めたんですが、もうね、ガチャガチャガチャガチャ凄くナイフとフォークとお皿に当たる音が五月蠅い。食事しているんじゃ無くて、初きをを洗っているような感じの音が響きます。流石に酷い様子なのか、私の正面に座っていた男性などは、露骨に顔をしかめて睨んでいたくらい。で、酔っていたのか、周りの人に「はい、元気?」みたいな事を言うですが、口に頬張っていたままだからよく聞き取れないし、聞かれた方も不愉快そうな雰囲気。結局この男性、二回くらい料理をお代わりして、その間盛大に音をガチャガチャさせながら食事をして、周りの人とも結構大きな声で話をしながら滞在していたけれど、こういう人も居るんだなぁと変に感心してしまいました。

見える行為、聞こえてくる音もそうなんですが、漂ってくる臭いも困るわけで、一番困るのがやけに香水とかコロンを付けてくる男性や女性。私は、デパートの化粧品売り場を歩くのも苦痛に感じるくらい化粧品などの強い匂いには駄目な人なので、そういう人が周りに座ったりすると困ります。勿論、タバコなんて論外(笑)。でも、タバコよりもキツかったり匂いに反応するコロンとかもあるので、最近ではタバコの方がまだましと感じることも、冗談で無くあったりします。装いの一つとしてそういうものを使用することは理解するんですが、精々半径1m位の人に届くくらいに止めて欲しい。あと、そういう人に限って、装飾品も豪華な場合があるわけで、顔を動かす度にチャラチャラ響いたり、腕のブレスレット等がカチャカチャいったり落ち着かない。そういうのも含めて「個人の趣味」ではあると思うけれど、それは一人でいるときなら何をしても良いと思うけれど、周りに人が居る場合、特に会食とかする場合には、自分の好みを通すのでは無く、周りの人を最優先で考えるのが「最大のマナー」だと思うんですけどね。そう考えれば、どの場所で何をして何をしてはいけないか考えれば、自ずと他人からも好かれる行為行動になるはず。そう言うことに気配りできる人は、ONとOFFの切替も出来る人だろうし、それは色々なところでも魅力として発揮される気がしますね。自分もそうありたいと思って色々努力するけれど、まだまだゴールは遠いけれど。

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