2019年5月14日

米中貿易戦争 (2)

米国が中国からの輸入品に25%の関税を課す発表をし、その後米中で対話したものの物別れに終わり、中国側も対抗策として米国からの輸入品に25%の関税を対抗して適用すると発表。多分、一度は相互に関税戦争みたいな事になり、次のチャンス派来月大阪で開催されるG20での米中首脳同士の会談になりそうという見立て。

この結果世界的経済への影響は大きく、日本でも日経平均はG.W.明けから続落するばかり。それでも、自分が素人だからか、G.W.あけは22,000円余りだったのが、昨日の終値時点で21,200円位と一週間で1,000円位の下落というのは、予想よりは大人しいというか冷静な感じじゃ無いだろうか。ただ、米国側のダウ平均等の指数はそれ以上に落ちていて、その結果個人的に投資しているあれやこれやが影響を受けていて、ここ最近では一番資産が目減りしているのが辛い(汗)。元本割れしてしまっているので、なんとかこれから盛り返してせめてプラスに早く戻して欲しいけれど。

30~40年位前には、日米でまさにこう言う事が起こっていたわけで、当時の日本企業は飛ぶ鳥を落とす勢いで米国に進出して、有名なビルを購入したり企業買収したり、まぁ世の中に敵無し状態だったけれど、結局その後乃状況は言うまでも無い。今回の米中貿易戦争は、それとは一寸違うのは、当時の日本は製品の輸出国では会ったけれど、今の中国のように製造拠点と言う立場では無かったこと。中国の場合は、世界の製造工場として世界中から素材を輸入して国内で組み立てた製品を世界中に輸出しているわけで、日本のように国内で何とかする・出来ると言うことが難しいから今回の影響法が大きいのでは、と個人的には思っているんですが。

トランプ大統領はビジネス出身だろうから、こう言うチキンレース的な場にも慣れているだろうし、それなりに確証が無ければなかなかこう言う大きな勝負には出ないだろうから、少なくとも米国側の立場が一気に変わることは無いでしょうね。一方で中国側としても、少しでも弱気を見せたら対米国だけで無く、それ以外の国からも足下を見られるようになるリスクもあるし、なんと言っても国内対策に影響が出るのが厳しいでしょうね。特に、最近言われている国内企業の綱渡り経営が、今回の関税措置でさらに危機的状況になる、何か倒産とか破綻とか言うことになって、中国共産党としても支えきれない場合に、一気に雪崩的に崩壊するリスクも高いんじゃ無いだろうか。日本のバブル崩壊見たいな事を、中国政府はずっと支え続けてきたけれど、それも限界はあるだろうし。何か平和的安全な着地点はあるんだろうか。経済素人としては、オロオロしながら見守るしか無いんですが...

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