2019年3月18日

過去映像問題

ピエール瀧氏の事件に関連して、彼が出演していた・いるドラマや映画、さらにはCMや音楽コンテンツ等、ほとんどがお蔵入りになりそうで、その補償額は5億とも10億とも30億とも言われています。それに対して、特に音楽コンテンツ等に対しては、一律に取り下げられる削除されることが正しいのかという批判も出ていて、私も一寸考えどころだよなぁと言う気がしています。

まず、そのタレントの「イメージ」を付加価値として利用しているCM関係が、軒並みアウトなのは、これは仕方ない。例えば、独身なのに結婚したり、逆に離婚したりしても、契約違反として終了する場合があるくらいなので、CMを作る側としてもその人の「イメージ」と「商品」のマッチアップと相乗効果を狙っているわけだから、そこにマイナスの要因が加わることは許せない。これは仕方ないと言えば仕方ない。

で、問題は映画とかドラマとか音楽などのソフトコンテンツ。正直、個人的には、今回の様に本人自らの問題で、例えば障害事件などのように、第三者に対して比嘉を与えていないのであれば、そのトラブルが発覚した時点を境界線として、

  1. 其れ以前の作品に関しては、注釈を付けるなりしてそのまま販売・映像利用継続
  2. 完成直前完成済みでも未公開作品に関しても、注釈を付けるなりして、後は責任者の判断待ち
  3. 未完成、今後の予定に関しては、まぁリセット
かな、と。事件の内容にもよるので一概には言えないけれど、特に今回の場合は20代の頃から、もう20年以上も彼は薬物を使用していたとのことで、そう言う意味では我々はそう言う状態の彼をずっと見てきて、そう言う状態の演技やパフォーマンスを賞賛してきたわけだから、そう言う意味で「薬物を使用している・使用していない」という区別があまり意味があるとは思えない。一方で、大御所とか大物タレントさんの場合は、その扱いも違うわけで、そう言う忖度することが良いのかどうかと言う問題にも繋がりそう。

そう言う意味では、実はフットボール界にも似たような事件が去年あり、関西の強豪チームの二選手が大麻使用をしていたとある試合の直後に報道・逮捕されてしまいました。幸か不幸か、そのチームはその試合で敗れたので、その後のトーナメント戦への影響は無かったけれど、今シーズンネット配信されてきたリーグ戦の試合映像から、その試合だけ直ぐに削除されて今ではどこにも無い状態。でも、不思議な事に、その試合以前の試合映像は、それら逮捕された選手が出自要して映像にも残っているのに削除されない。まぁ、そのチームは日本を代表する企業の名前を冠している企業チームだし、そう言う意味で同じ映像であっても、事件直前の試合では意味が少し違うのかもしれないけれど。でも、あの試合も点の取り合いの接戦で良い無いようだったと思うので、可能ならば最初にテロップ入れるなりして戻して欲しいのだけれど、無理だろうなぁ...

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