2019年3月18日

イチロー凱旋

MLB、マリナーズとアスレチックスの開幕戦が日本で開催されるのに伴い、それぞれのチームが事前調整を兼ねて東京ドームで、巨人、日本ハムとオープン戦を昨日・今日と開催。マリナーズでは、イチロー選手が凱旋帰国して、昨日も試合に参加していました。守備に関しては45歳とは思えない動きを見せていて、流石と思わせたけれど、バッティングに関しては往年の鋭さというか「上手さ」みたいなものが、流石に減退している印象を受けてちょっと寂しい。今回の遠征では、ベンチ入りメンバー数が、通常の25人よりも3人多い28人まで許されるので、イチローもメンバーに入っているけれど、米国に戻り25人になったときに、果たして生き残ることが出来るか、全くの未定。

今回の遠征も、正直なところ「日本での開幕戦」で無ければ、イチローが去年から残っていた可能性もなかったかもしれないのが正直なところ。イチローの実力と功績に誰も異議を挟むものは無いと思うけれど、それと今年勝てるのかという事は全く別の話ですしね。そこは厳しいプロの世界の競争原理しか存在していないし。

あくまで個人的感想ですが、イチロー選手が年間最多安打数の記録更新を続けていたシーズン全盛期の時、彼のスイングってゆっくり入るんだけれど、ボールを打つ瞬間だけ時間が加速したような「シュン!」というようなインパクの瞬間が感じられたんですが、今回見た三打席ではそれが無いように感じたんですよね。以前だと、ボールをバットで当てることは勿論、そのタイミング微妙に変化させて抜けるコースを作るような感じだったのが、今ではそこまで手が回りきっていない感じ。やはり年齢なのか、相手投手が上手いのか。

松井選手も、結構現役に拘った感じで、最後は色々な球団をシーズン毎に渡り歩いたけれど、イチローはどうするんだろうか。シアトルとしては、以前も書いたように球団から殿堂選手として送り出したいだろうし、その為にはイチローが納得するまでは現役選手として登録しておかないといけない。でも、シーズンでは勝たないと意味が無い。正直なところ、何かを切っ掛けにイチロー自身が自ら「引退」を発表するのが市場なんだろうけど、それが今回の遠征の最後になるのだろうか。そこまでイチローが情緒的だとは思わないけれど、オープン戦の間はまだしも、開幕二試合で結果が出なかったら、彼にしても何か考えるかもしれませんね。それが、彼自身にとっては勿論、全てのファンにしても、ベースボール好きにとっても、最良の選択しになる事を祈るだけですが。

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