2019年3月16日

安倍四選

安倍総理は、一応三期九年で自民党総裁を辞して、来年には次の総裁が決まるはずなんですが、どうにも次の「候補」が見えないこともあり、「安倍四選」なんて言う事もまことしやかに言われるようになってきたこの頃。まぁ、個人的にはそれでもいいんじゃ無いと思うけれど、それに対して一斉に野党が反発。でも、よくよく考えてみたら、他所の政党の党首をどう選ぶかは、その政党の議員の選択なわけで、多党がとやかく言う話しじゃ無いはず。例えば共産党に対して、お宅の党首である志位氏は、安倍総理よりも長く20年近く党首を務めているけれど、そろそろ引退されたら、と言ったら彼らは納得するんだろうか(笑)。

まぁ、野党が猛反発するくらいだから、結果的に安倍さんが続けることが良いことなんだろうなとは思う(マテ)。と言うか、自民党内から「次は誰」という候補が出てこないのが最大の問題点ですよね。さらに言えば、野党にとってはこのまま安倍政権が続いた方が、実は「安倍やめろ」と言い続ければ良いだけだから、楽と言えば楽なのかも。

ただ現実問題として、安倍総理のこれまでの政策は、まぁ可も無く不可も無くでもプラマイなら少しプラスかな、と言う所だと思うんですが、やはり国民の期待感に対して実績が物足りない。しかも、安倍総理の後は、東京2020も終わり、次は大阪の万博が大きなイベントだけれど、それが今の経済を更に牽引するかと言われると厳しいでしょう。米国もトランプさんが変わればどうなるか分からないし、はっきり言って次の相殺・総理大臣は今より厳しい環境で今以上の実績を出さないといけないわけだから、かなり覚悟しないと駄目だと思う。下手すると、以前の民主党政権への交代のような大きな変化も生まれるかもしれない。まぁ、あの時の経験で殆どの国民は懲りているから、よほどのことが無い限り政権交代は無いと思うけれど、今以上に野党の声や力が強くなることは確実でしょうね。となると、益々政権運営がやりづらくなる。

年齢的なもの、順列的なもの、色々な要素はあるんだろうけど、そう言う意味では待てるのであれば安倍四選を指示してもう3年待って、その後に登場するのが、個人的にはベターな考えじゃ無いだろうか。まぁ、そこまで自民党の派閥が我慢できるかは分からないけれど。今年選挙があり、衆議院も改選されて、今と同じくらいの議席確保は厳しいかもしれないけれど、それなりの数確保できたら、安倍さんも四選をいいだすかもしれませんね。で、3年後に衆議院解散選挙をして総裁を譲ると。その時に勝てれば良いけれど、さらに負け込んだら、逆に悲惨か。いずれにしても、政治家の進退なんてギャンブルみたいなもの。先ず選挙で当選するかどうかだって、やってみないと分からないわけで、そう考えるとそう言う不安定な基盤の上の組織に、自分達の人生とか社会生活を任せているというのも、ある意味リスクだなぁとフト感じますね。

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