2019年2月9日

手遅れの動画

最近ではもう珍しい事では無いけれど、ここ数日、ファストフード店、カラオケ店での定員の悪ふざけ動画や、線路内に入っての悪ふざけ動画など、一時期下火になったかと思った行為が、また頻発しているような印象。彼らの行為は、少なくとも最初の二つは飲食店として、衛生面から絶対に許されない事だし、最後の線路内での撮影だって、以前某女性タレント二人が散々批判されたこともあったわけで、そう言うことを暫くすると忘れてしまうんですよね。

今はネットがあり、SNSがあるからこういう形で見えるんですが、自分が同じくらいの年齢の時は、多分地元でヤンチャして、看板倒したりとか、落書きしたりとか、そんなことをやっても、人づて口伝えでくらいしか伝搬しない時代。運が良ければ(?)、新聞などに記事として掲載されるかもしれないけれど、それだってよほどのことが無いキガリはメディアだって積極的に取り上げてくれない。でも、今はSNSがあるから、スマホ一つで全国、世界中に「俺、凄いだろう、面白いだろう」と見栄を張ることが出来る時代。でも曽根って、昔は精々親とか、その相手のお店の店主に来ず枯れて終わりくらいだったのが、今度は世界中から避難や賠償が飛んでくる時代でもあるんですよね。

ネットやSNSが、余りに身近になりすぎた故に、そう言う危険性やリスクを知らずに、対自分の仲間内の悪戯のつもりが、世界中に自分の悪事をばらしてしまうことに。ネットリテラシー、情報リテラシーが欠如しているというか、知らないが故に一気に拡散するわけで、それって何気なく捨てた吸い殻が、枯れ葉に引火して大きな山火事になる様子と似ているかも。

今の20代とか10代は、物心ついたときからネット接続環境があり、ゲーム機とかパソコンとか、さらにはスマホから情報社会に入った世代で、そう言う意味では親世代がもっと以前の時代で身につけた「常識」みたなものをスキップして、今の時代になってしまった人達。学校で教える必要が有るかどうかは議論があると思うけれど、でも親なり学校なりが一度はきっちり躾けるべきマナーの一つに成るのでは。ファストフード店の場合、賠償責任を負わせるという話もあるけれど、正直本人に支払能力は無いだろうから、親も大変。ある意味、自分自身を守るためにも、ネットも含めた「躾け」というものが常識になるように、植えの世代も認識を改めないといけないんじゃないだろうか。普通は「そんなの常識だろう」と言われるんだろうけど、彼らにとってはネットで人気の出る動画をアップすることが「常識」なんですからね。そういう所を、我々も認識を改めないといけないと思う。

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