2018年11月29日

原酒不足

キリンが主力ウィスキーの原酒不足のため、販売を終了するという記事。ここ数年のハイボールブームや、NHKの朝ドラの影響で、一時期低迷していたウイスキーが復権して、しかも寄り高級なランクのものに注目が集まっていたため、昔に仕込んだ原酒が足らなくなることは早くから予想されていたこと。まぁ、10年前にこんな時代になるとは、多分関係者の誰も予想していなかっただろうなぁ。

各社が誇る最高級のウイスキーともなると、20年近く樽の中で寝かせることになるだろうから、となると今店頭に並んでいるものは、2000年になるかならないかの頃に仕込んだもの。バブル方向の後で、世の中の景気も「2000年問題」で少し上がったけれど、決してそんなに良いわけでは無かったから、バブルの後遺症も有って各写真帳になったのでは想像されます。それが、10年、20年過ぎてこんな時代になるわけですからね。

逆に、今から原酒を仕込むとしても、それが世の中に登場するのは、2020年代の後半位だろうし、その頃に今のようなウイスキーブームがまだ続いているかどうかも分からない。ウイスキー各社としては、悩ましいところでしょうねぇ。最も、国産ウイスキーも含めたスコッチ系ウイスキーは飲めない自分にとっては、余り影響の無い話ではあるけれど。

最近は歳のせいか、以前よりも確実に酒量も落ちてきているし、ましてや日本酒にワインにビールにウイスキーなんていうちゃんぽんなんてもう自殺に近いもの。少しずつ色々なお酒が楽しめれば、自分的には十分満足なわけで、国際ウイスキーが手薄になった今こそ、提携している米国のウイスキーメーカーから、貴重なバーボンウイスキーを日本に保ってきて欲しいなぁと、各社にはお願いしたいです(笑)。

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