2018年11月8日

アメリカ中間選挙

これまで何度かアメリカの中間選挙を見てきましたが、もしかしたら今回ほど個人的に注目、いゃ世界的に注目された中間選挙は無かったのかもしれない。世間的には悪名が優っている(?)トランプアメリカ大統領が、果たして信任されるのかどうかという事なんですが、その結果は、上院はトランプ氏の共和党が過半数を占め勝利したものの、下院では僅差の勝負を落としたりして逆に民主党が過半数を獲得。これまでの共和党一択から、上院・下院でのねじれ状態が少なくともあと二年は続くことに。ただ、アメリカの上院・下院は、日本の参議院・衆議院の関係とは事なり、上院は上院でそれなりの力があるから、また違った政治が進められるんでしょうね。

AP何かで、両党が獲得した選挙区を色分け(青:民主党、赤:共和党)した地図を掲載していたりしたんですが、大都市圏は青色なのに、それ以外の地方などは真っ赤で、その色だけで判断するとアメリカの8割くらいは共和党支持のように見えるて面白い。で、色々な記事などを読んでいると、中間選挙の時はその二年前に当選した大統領所属政党に対しての不満がどうしても生まれてくるので、反対側の政党が有利になる傾向があるという事で、そう言う意味では民主党が下院を取ったのは理解出来るんですが、上院までひっくり返すところまで行かなかったのが民主党としては痛かったかな。あと、同時に行われた州知事選では、結構共和党系の知事が勝利しているんですよね。そう言う状況を見ていると、このまま良くも悪くもトランプ式の経済活性化が進めば、二年後の大統領選もトランプ氏の再選というのはあながち不可能では無いかも。問題は、民主党がどれだけ魅力的な対抗馬を立てられるかだけれど、どうなんでしょうね。

他所の国の選挙結果に一喜一憂しても仕方ないのかもしれないけれど、とは言っても日米は一蓮托生の関係であるし、経済、貿易、安保、殆ど全ての分野で日本にとって米国無しでは存在できない事も事実。だからといって、相手の顔色を伺っているだけでも困るわけで、そう言う意味では今の安倍-トランプの関係は、見た目はトランプ氏を立てながらも、上手く手綱を握っている安倍さんは偉いんだろうなぁ。その関係は、仮に二年後にトランプ氏が再選されれば、安倍さんの三期目が終わる2021年9月までは今のような関係が続くのだろうけど、その後トランプさんは2024年まで続くことになので、その3年間を次の総理が同関係を気づけるのか気になります。今のところ噂されるような、岸田さんにしても、一寸弱そうだしなぁ。麻生さんあたりなら丁々発止、良い関係になりそうだけれど、年齢的な事を考えても厳しいだろうし。菅さんという声もあるだろうけど、国内的には「安倍色」は払拭したいだろうし。そう言う状況を考えると、これからの3年間で日本としてこれまで作れなかった確固たる基盤(色々な意味で)を確立する必要があるわけですよね。

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