2018年11月8日

データの受け渡し

短い記事ですが、IBMがUSBメモリーやSDメモリー等のリムーバブルメディアの使用を全面禁止するという内容。自分のお客様関係でも、同様の方針を全社的に適用されている所は幾つかあり、それ故データの受け渡しに困ることも。仕事の関係上数GBとかになる事はざらなので、メール添付は勿論、ストレージサービスなんかを利用するにしても大変。以前は、CD-RとかDVD-Rに焼いて郵送していましたが、これもデータを焼いて内容を確認してそれを宅配便などで発送すると言う手間が大変なんですよね。枚数も増えてくるし、そう言う場合USBメモリーキーなら、サクッとコピーすれば良いから簡単だし。

ただ、それ故にUSBメモリーキー等に対しての制限がお客様側では厳しい場合が多くて困るんですよね。お客様によっては、社内でその手のデータ転送サービスや環境を持っているところもあり、お客様からデータをいただく場合にはそう言う仕組みを経由して受領しますが、逆にこちらからデータを送る場合に、同様の方法・手段がないので困ります。

社内には、MicrosoftのSharePointが導入されていて、基本仕事関係のファイル類はここに入れて共有するんですが、これがまた使い勝手が悪い。最大の難点はパフォーマンス。これはうちの会社の問題かもしれないけれど、兎に角遅い。表示も遅いし、ダウンロードも遅い。社内の業務改善活動みたいな所で何度も指摘しているけれど、良くなったためしがない。次に問題なのは、フォルダー形式で管理できるのは良いのですが、それが無秩序とは言わないまでも、責任者によって空きに作成出来るので、使えば使うほど混沌とした階層構造になり分かりづらい。そこにアクセス管理が入ると、もう土器に何があるのか分からないし分かってもアクセス権限が無かったりと、混乱の極みというか...  昔は、NotesのDominoを使っていて、この時もそれなりに問題や課題はあったけれど、データベース(DB)という単位毎に管理できるので、まだ良かったんですよね。不要なDBは消せば良いから、自分の必要な物だけNotesのデスクトップに配置してアクセス出来た。それがSharePointになると、全てのデータの中から探さないといけないし、肝心のパフォーマンスが悪いときたら...

さらに問題は、そう言う環境があっても社内戦用だから、そこにお客様を招待するわけにも行かないし、結局はファイルを取りだして自分で管理するとか、お客様用とは別の物が必要とか、その当たりは昔と何ら変わらないわけで、この当たりもっと上手い方法が無いのかといつも自問自答しています。

閑話休題。で、いくら社内的に堅牢なデータ管理システム・環境を構築しても、そこに外部の関係者をどう関わらせていくのかというのは解決しない課題のような気がします。また、物理的に必要なデータ・ファイルを提供する時にの手段にしても、暗号化して転送すれば有る程度の安全を担保出来るとしても、それが出来ないような大容量のファイルだとかデータはどうするのかとか、結局は困るのは末端のエンドユーザーだけのような気がします。仕事以外でも、所謂「流出データ」対策にもなると思うんですよね、安全なデータ受け渡しの手法なりが出来れば。個人認証を組み合わせて、特定の人にしか意味を持たないデータの暗号化見たいな事って出来ないのだろうか。まぁ、出来たら凄い特許になりそうな気もするけれど。

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