フットボール関連コラムを扱っている、47NEWSの「週刊TURNOVER」。一寸文章の雰囲気(書き方)が違うなぁと思ったら、初めてのライターさんが先日の大麻逮捕事件に搦めての話題を書いている。ルールを破るような性格と、プレースタイルを絡めて「だからこうなった」的な結論を導いているように感じるんですが、それは違うんじゃ無いだろうか。
例えば、薬物中毒の人は指先手先が震えて安定しないなんて言うのはよく言われるけれど、それに擬えているのだろうか。確かに今回QBは、ターゲットが見つからないと自分で走り出す傾向が強く、自らのサイズも有ってそれが非常に効果的だったから、昨年のMVPにも選ばれたくらい。でも、今シーズンはその「スクランブル」を封印して、より早く短いタイミングのパスを通すことに専念しているような印象なんですよね。勿論、時には長いパスも投げるけれど、結局QBがスクランブルに出る、スプリントアウトするというのは、QB本人の責任よりもOLの責任の方が大きいわけだし。
また問題のファンブルシーンも、ボールセキュリティと言うよりは、背後からのタックルが上手かったわけで、それを本人のボールセキュリティの甘さというのは無理がある気がする。「ボールを片手で持つ」事に違和感を感じて居るみたいだけれど、少なくともスクリメージラインの後方で、まだパスを投げるチャンスがあれば、QBとしてはボールは投げる手で持ったまま移動するだろうし、実際そう言う場面だったと思う。
ご本人もライターとしてプロとして活動されているのだろうから、それ相応に自分としての確証があってこういう記事を書いているのだろうけど、一寸個人的には違和感を感じる展開ですよね。強いて言えば、特にそんなに強いラッシュやプレッシャーを受けているわけでも無いのに、パスのコントロールが乱れている場面が多く見られたけれど、あの辺りの集中力というか咄嗟の判断力みたいなものが、もしかしたら大麻の常習性が影響しているのかもしれない。でも、現時点では保持していたことは分かったけれど、常習性とか依存度等も不明なわけで、それと実際のプレーの関係までは言えないでしょうね。
いずれにしても、今の話題の1つでは有るけれど、かなり誤解を招きそうな内容だなという印象ですね。
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