2018年9月22日

各自の解釈

昨日も書いたけれど、自民党の総裁選挙の後、たまたま目にした記事で「石破氏大健闘」みたいな内容が書かれていて、凄く違和感を感じたんですが、それが朝日新聞の記事だったので納得したけれども(笑)。こちらの安積明子氏のコラムも、元々劣勢が予想された議員票は仕方ないけれど、本来なら安倍氏を超えなきゃいけない党員票でも安倍氏の後塵を廃している事を理解しないと。前回は、票数こそ違うけれど、党員票では安倍氏の倍取っていたわけですからね。それが今回はイーブンどころか届かなかったわけだから。党員票で存在感を示して、地方の支援を貰っているという事を見せて敗れるのが今回の戦略だったはずなのに、その党員票でも負けたと言う事は、結果石破氏の負けという事。

個人的に思うんですが、仮にもっと票差が生まれて、今回のダブルスコアでなくトリプルスコアとかそれ以上の差で安倍氏が勝利した場合、石破派からの閣僚登用とかのチャンスが有ったかもしれないけれど、ダブルスコアという微妙な結果だと、それは無くなるんじゃ無いだろうか。さらに差が詰まって100票差位だったら、また存在感を無視できなくてそれなりに処遇されるんだろうけど、実は票を集めたように見えて一番よろしくない結果になった気がします。

個人的に、まぁ石破氏と言う人は悪い人じゃ無いとは思うけれど、言葉は曖昧だし、これまでそれなりのポジションにいたわりには「成果・結果」というものが見当たらない。メディア等では「次期総裁候補、総理候補」みたいな持ち上げ方を以前からされていて、何故かメディア受けは良い人だけれど、何かから手形を掴まされそうになるような気分なんですよね。そう言う意味で、事前のメディアの持ち上げ方からすると今回の結果は不思議では無いけれど、具体的な数字を見てみればやはり世間はよく見ているなと言う気もします。本来なら、党員票で1%でも相手を上回らないといけないのに、それすら出来ずに10%の差が付いたわけですからね。

党内圧力とか権力闘争とか、今回はこれまで以上に石破派以外との軋轢がこれから生まれるんだろうと思うけれど、これからの三年間で二先ずは日本経済の堅固な基盤を作り、それを元に世界的にも存在感の有る立ち位置を回復して欲しいなぁ。3年後の総裁候補が見えないだけに、多少の事では揺るがない基盤をそれまでに作らないといけないわけで、それって今回の中心議題の一つ「憲法改正」よりも優先すると思うなぁ。

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