北海道の全域停電に関して、高橋北海道知事が北海道電力の責任を問う答弁をしたみたいなんですが、それって違うんじゃ無いかなぁ。仮に今回の様な事態でも停電すること無く電力供給するためには、今以上に発電所を分散して増設し、さらに電力網も二重三重のルート設定をする等、かなりの設備投資が必要。しかも、仮に二重化した場合は、通常は半分の施設は休止しているわけで、多分今の電気料金を二倍三倍にする位では追いつかないかも。
福島の原発事故では、政治の責任が言われているのに、今回は政治が企業を批判しているのも変では。社会インフラとして重要な設備であるんだから、そこは介入とは言わないけれど政治的な手当をしていく必要もあると思うなぁ。
今回の停電に関して、色々な考察が出てきているけれど、一つなるほどなと思ったのが地震が発生した時刻。早朝というか明け方というか深夜過ぎと言うか、要するに殆どの人が寝静まっていて、電力消費が多分一日の中で最低の状態の時に発生したんですが、発生直後から当然誰もが電気を付けるしテレビを付けるし、一気に電力需要がアップ。それに追いつかなくなって負の連鎖が続いたのが原因の一つというのは納得出来ます。これ、例えば本州なら東北電力と東京電力、中部電力と関西電力見たいな、それぞれバックアップ体制が有るから今回の様なブラックアウトが発生する可能性は低いんでしょうね。多分九州も、現在原発が稼働しているし発電量としても北海道よりもも余裕があるんじゃ無いだろうか。北海道の場合、厳しい自然環境もあるから、なかなか余裕を持って発電するという事も厳しそう。
静岡県も将来的に震災が予想されているわけで、それなりに耐震補強とかも国内では一番進んでいる地域になっているけれど、社会インフラはどうなんだろうか。新幹線、東海道本線、東名高速、新東名と東西を繋ぐ大動脈が走っているだけに、仮に静岡県の中で東西が分断されるとかなり大変なことになりますよね。さらに、電気に関して言えば、大井川を挟んで50Hzと60Hz地域が隣り合っているから、どちらか一方の被害が大きいからと反対側から電気を融通するのは難しいだろうし。今の県知事も、エキセントリックな所がある誌なぁ。不安が心配...
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