2018年8月30日

説明になっていない釈明

既にあちこちで話題になっている件ですが、朝日新聞社が慰安婦関係の英文記事を、検索されないようにmeta tagを設定していたり、さらに自社の英語サイトではなく日本語サイトに掲載していたり、さらにさらにそれ以外の訂正記事なども疑問の生まれる設定にしていた問題。この「検索回避タグ問題」に関して、朝日新聞社が自社サイトに釈明する記事を掲載したわけですが、これが説明になっていない(笑)。

一番最初に問題となった、検索回避のmeta tag設定に関して「作業ミス」とたった三行で終わり。で、記事の中心は「訂正・おわび」の設定に終始していて、あたかも英文記事の設定も含めて、それが理由有る行為だったような印象を埋め込むような書き方。

大体、元々の英文記事が作業漏れと言うのであれば、それは人員的なミスなのかシステムのミスなのか、その説明がないのがおかしい。前者であれば、この二件だけというのも腑に落ちないし、どの様な対策をしたのか説明するべきだし、後者であるなら同様の事例がもっと発生しているだろうし、その説明もない。で、最も肝心な事は、何故英文記事なのに日本語サイトに掲載しているのか、と言う説明がないこと。この記事、地域設定も「日本語・日本」になっていたようで、それって日本人向けの記事の文章を日本語でなく英語で記載しただけで、海外に発信した記事に対しての釈明になっていないじゃん。つまり、全く謝罪していないということでは。

「訂正・おわび」に関しても、公開期間が一週間とか、しかも訂正までの期間が数日の場合も有るし何ヶ月の場合も有るような中で、経った一週間しか掲載されない。仮に、自動車業界でリコールのようなことが有った場合、リコール告知を一週間で終わらせて納得するんだろうか。よく寒い季節になると、ガスファンヒーターやストーブのリコールのCM等が何度も流されて、中にはもう20年、30年位前のものまで告知されます。情報=記事がメディアの商品である以上、その後情報が広く認知されて訂正されるまで、何度も訂正謝罪を続けないといけないんじゃないだろうか。そうでなければ、彼らに他社を批判する権利は無いと思う。

まぁ、結局は予想通りのメディアだったと言う事が改めて証明された、と言う事でしょうね。

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