2018年5月25日

何でもかんでも安倍が悪い

朝日新聞に掲載された、立憲民主党の辻元国対委員長の記事。もうね、森羅万象世の中の悪いことは全て「阿倍のせい」らしい(笑)。というか、無関係なフットボールの話を勝手に関連付けて使うなよ。フットボーラーに対して、ましてや勇気を出して証言した日大の選手や怪我をした関学の選手に失礼だろう。もっとも、彼女を責められないのは、親分である枝野氏が同じ事を言っているわけで、いゃそんなに安倍総理って世の中のことを自由自在に操れる、陰陽師みたいな存在なんだろうか(笑)。

人それぞれ感じ方は違うと思うけれど、それまでの自民党も酷かったけれど、その後の民主党政権時代はそれなりに期待値も高くなっていたから、相対的な酷さの感じ方はこれまでで最大と言って良いほど。与党経験が無い人間が多かったから、政策や行政の事をよく知らないという事はあるかもしれないけれど(でも、それを良いわけにしたら政権交代できないわけで)、それとは別に何か突然降ってわいた地位に嬉しくて喜んでいる子供みたいな無責任さを感じたんですよね。俺たちは偉いんだぞ、みたいな。少なくとも、自民党の悪い政治をただして、自分達がより良い政治を進めると言う雰囲気はほとんど無かったし、結局はそれまでの国民の不満の矛先を、官僚とか大企業とか、敵役を見つけては代わりに成敗することを繰り返して溜飲を下げて支持を得ていたような。だから、そのうち飽きられてしまい、そこに東北の震災があり何も出来ない無能集団であることを露呈した訳だけれど。最大の不幸は、その最大の危機状態の時に最低の宰相が政治の責任者として付いていたことでしょうね。で、その時の右腕が枝野氏だったと。

先日の加計学園理事長の官邸訪問記録で枝野氏は、官邸には秘密の出入り口が幾つもあり、自分も記録に残らない形で何度も出入りした、と言っていたけれど、じゃぁその秘密に出入りしたときには何をやっていたのか、是非その説明をして欲しいものです。悪いことで無ければ、そんな秘密に出入りする必要は無いはずだし、なんでそんなことを、と言うのこ区民の疑問にちゃんと答えて欲しいですよね。それが、立憲主義を標榜する政党の責任者の責務だと思うけれど(棒読み)。

考えてみたら、この人達にとって今の安倍政権が長く続けば続くほど「安倍が悪い作戦」が続けられるわけで、しかも、肝心の政治や行政には自分達は責任を負わなくて良いし、気に入らなければ「審議拒否」と自由に有休も取れるし、一番今ポジションが理想的なのでは。取りあえず、連合とか支持母体はそれなりの規模であるから、なんとか頑張れば比例で当選も出来るだろうし、よほどミスをしない限りは次の選挙も何とかなるでしょう、と考えていても不思議は無いなぁ。そう言うことを、仮に邪推とは言え国民に感じさせるところに、彼らの不味さがあると思う。少なくとも、現状では維新の会の方がよほど野党としての仕事をしていると思う。個々には疑問の議員はいるけれど、政党としては唯一と一定くらい野党としての仕事をしていると思う。まぁ、それもこれも「安倍のせい」でIt's OK!何だろうけど。

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