2018年3月30日

キックオフ廃止?!

NFLが脳震盪が多発するキックオフを廃止する検討を始めたというニュース。記事の最初にも触れられているけれど、最近ではキックオフの多くはタッチバックになり、以前ほどキックオフリターンのシーンは見られなくなってきたけれど、それでも脳震盪のレートはそれ程改善されなかったんですね。

確かに、通常のプレートは事なり、思いっきり走り込んできたコンテイン(キックカバーチーム)が、リターナーに突進してくるわけですから、衝撃の度合いは大きい。ただ、あのキックオフシーンは、キックする側もリターンする側も、大きなプレーを生む要素があるわけで、これを無くすとなるとやはり寂しい。特に、オンサイドキックが無くなるのは、痛いですよねぇ。あれが大きな逆転に繋がる事も有るし、成功すれば試合のモメンタムががらっと変わるものだから。

キックオフを廃止して、シリーズの開始はどうするのか不明ですが、やはり25ヤードあたりからそのままファーストダウンを始めるんだろうなぁ。最近はタッチバックが殆どですから、そう言う意味では同等なんだろうけど、最初からもう決まっているというのはなぁ... あと、キックオフは廃止しても、パントを廃止するわけにはいかないだろうから、やはりリターン時の激しいぶつかり合いは残ります。その当たりの整合性はどうするんだろうか。

フットボールは、いつも改革を進めて技術や安全性を発達させて、現在の成功があるわけで、そう言う意味では先ずは検討して、実際に試して、駄目ならばまた次を考えるというPDCAサイクルの一つと思えば納得出来ますが。しかし、実際にどの様なルールになるのか、やはり気になりますね。

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