宇宙物理学者で「車いすの天才科学者」として有名だったスティーブン・ホーキング博士が、惜しくも無くなったというニュース。驚いたのは、まだ76歳だったんですね。彼がメディアに登場して日本でも広く知られるようになったのは、1980年代後半に出版された「ホーキング、宇宙を語る」のブームだったと思うけれど、その時からの印象だともっとお年を召していたような気がしていました。でも、確か当時でも余命10年とか言われていた記憶があるんですよね。だから、残り少ない余命のうちに、出来るだけ宇宙の神秘を解明したいというような話をされていた記憶があります。
エドモンドハミルトンの有名なSF「キャプテン・フューチャー」に、脳だけの存在になったサイモン・ライト教授が登場しますが、もしかしたらホーキング博士もそれを少し期待していたかも。今の技術では、それは不可能だけれど、仮に彼が100年後、200年後に生まれていたとしたら、もっと違う人生があり、違う功績を残したことは確かだろうけど。ただ、だからこそ、与えられた時間で出来る事を最後まで続けて行くことが、一番人生で重要な事なんでしょうね。そういう意味では、ホーキング博士に取っては、十分楽しい人生だったのだと思いたい。偉大な科学者に、合掌。
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