2018年2月16日

ファーストクラスクレーマー

いゃぁ、久々にしょうも無い奴がいたもんだとビックリ。自身の誕生日にANAのHND-LAXのファーストクラスに搭乗した男性乗客が、ANAがそれに気が付かず何もしてくれなかったと怒り、さらにLAXで降りるときに、ゲートトラブルで30分位駐機した時に、わざわざ「実は」と言ってみたら慌てて飲み物とフルーツを提供されるけれど、それはそれでまた逆ギレするし... 大体、着陸前にはアルコール類は全て税関検査のために栓をして書類に残量を記載して居るはずだし、食事類も積み替えのために収納しているはず。それを、わざわざまた取り出して準備して提供して書類を更新して... もうね、幾らお客様商売とは言え、ANAさんに同情するばかりです。

まず、普通は乗客の氏名とか性別等は搭乗確認のためにCAさんも情報貰うけれど、生年月日までは来ていないはず。ただ、チェックイン時に「誕生日記念にFに乗れて嬉しい」くらいの会話をGSさんと交わせば、もしかしたらそんな申し送りをCAさんにしてくれるかもしれない。そうで無くても、機内でウェルカムドリンクを貰うときとかに、Fなら必ず一人一人にCAさんなりCPさんが挨拶に来るわけだから、その時に「誕生日に利用出来て記念になります」とか言えば、そりゃぁそれなりに機内で盛り上げてくれますよ、普通は。それに、生年月日なんて個人情報の最たるものじゃ無いですか。航空会社のシステムの中には保存されているけれど、それをハードコピーされて回されるなんて、私だったらお断りするけれど。

この記事を読んでいて感じたのは、これって日本人にありがちな「以心伝心、気持ちを汲んで貰える」みたいな、変な期待感というか願望の結果なんじゃ無いだろうか。これがアメリカ人当たりなら、「来月が誕生日で、本当はその時に搭乗出来たら良かったんだけど」とか言えば「じゃぁ、少し早いですけど、お祝いしましょう」くらいの話になるんですよね。私なんか、自分の誕生日に何度かFでフライトしたことがあるけれど、逆にそういうの面倒なので何も言わない。言われたことも無いけれど(笑)。そういう人間もいるわけだから、自動的にお祝いしてくれるなんて言う事は無い。

と言うか、このネタの主人公は39歳の男性なんですね。何だろう、いい年なのにその程度の常識も無いのだろうか。しかも、それなりに航空機の利用経験もありそうな感じなのに、こんなことを言うのもなぁ。記事に寄れば、もうANAを見限ってJALに行くそうなので、青組としては困ったちゃんが一人消えてくれて嬉しいのかもしれない。「ハレの日」とも言えるファーストクラス利用だから、色々な期待値が上がるのは分かるけれど、人の心を読むことは出来ないし、限度という物もある。この人がFの優勝クラスを購入して利用したならば、それは少し物足りなさを感じる結果だったかもしれないけれど、でも本当に自分が気持ちの良い状況、本当に自分が欲している接遇をして欲しいのであれば、相手が提供してくれるのを待っているだけでは駄目で、こちらからもちゃんと言わなければダメ。それはファーストクラス利用だけじゃなんて、普通のレストランとかの利用時だってそうだし、仕事だってそうだし、いつもの生活の時だってそう。多分この人は、そういう所でも何か問題があるんじゃないかと感じるなぁ。

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