2018年2月16日

ボブピースってフレミングの法則

以下略ちゃんのコラムから、下町ボブスレーの「ボブピース」について。本来なら、この件に何時ものように節操なく噛みついている、某野党の泡沫議員の話をするべきかもしれないけれど、そこまで暇では無いので(マテ)、このボブピースに関して。「Good Job!」の親指立てるのと(thumb-up)、「Peace」のVサインを合わせたもので、下町ボブスレーオリジナルサイン何ですね。知らなかった。だから、この話題がTLを賑わせているときに思ったのが「フレミングの法則じゃねぇか」と言う事。いゃ、その割には、中指が人差し指と直交していないから、フレミングの法則を表していないんだけれど。あるいは見ようによっては、ラッパーがラップ中にこんな手をしながら「ヨーヨー」とか言っていたりしたような(マテ)。いずれにしても、某議員が「怪しからん」と批判した「裏Vサイン」では無い事は明らかなんだけど、多分ご本人は自分がそんな書込をしたことも忘れているんでしょうね。

本当は、「ボブピース=フレミングの法則」のネタで終わるつもりだったのが、Google先生に「ボブピース」を聞いたところ、こんなページもレコメンドされてきました。Bob (Robert A. Pease)というエンジニアさんが書いた"Troubleshooting Analog Circuits"という、全く畑違いの分野の技術書何ですが、その話題を引用しているこのページの内容が「深いなぁ」と。

まずは質問してくるのにデータシートを読んでいない。これって、疑問を投げ来るのに元記事とか元データを確認していないというSNSの話と同じ。さらに、「目の体操」というところも、まずは引用元の信頼性、記事の内容や書き方、作者が分かればその人の履歴、その場の「目の体操」(と、少しばかりのキーボード操作)で分かることも多いわけです。さらに調査を進めるために、レイアウトを調べるというのは、言ってみればデータの引用関係の確認と言って良いのでは。元データが確からしくても、その中でちゃんと説得できるデータへの引用なりリンクがあるのか、そう言うことに近い気がします。そして最後に、リンク先のタイトルにもある「見当違いなところを虱潰しに探す」というのも、殆ど疑いは無いのだけれど、あえて反論を探してみるとか、異なる前提を挿入してみて最終的な結論が変わらないか確認するとか、そう言うことをすることで、論理的に破綻していないか、主張するべき内容が変化していないか、そんなことが確認出来る気がします。「そうか、アナログ回路の問題解析と、SNSのフェイクニュース検証は同じなんだ」と発見できた次第です(笑)。

こう言うことが、SNSというかネット時代の醍醐味だと思うんですよね。知識が集約されているネット空間の中を、キーワードを利用しながらあちこち移動して、結果として新しい知見が得られるという事が。所が最近のネットって、単に自分から発信することだけが仕事のようになっていて、だから目に触れてその瞬間に思いついたことを直ぐに書き込むから、そもそも価値ある情報ですら無いし議論の起点にもなり得ない。さらに、それに対して直ぐさま反応が来るのだけれど、反論があればまたすぐ反応するからますますぶれた情報が指数級数的拡散していく。何か凄くネットの無駄遣いをしている気がしますねぇ。「無駄」自体は決して悪いことでは無いけれど、部屋の中に読み終えた書籍をその辺に放り出しておくことと、食べ終えた食品の袋を同じように放り出しておくことは全く違うことなのに、今の時代はどちらも同じ事だと思わされている、思っている人が多いことが問題なのかも。「多い」というと語弊があるのか。ごく少数のしかし声が大きい人達が我が物顔でのさばっている、と言うのが正確?! (マテ)

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