富士山の青木ヶ原樹海で、自殺したと思われる遺体の映像を撮影して公開したために、一気に非難されたアメリカのYouTuber、ローガン・ポール氏(Logan Paul)。日本のメディアでは今のところこの青木ヶ原樹海の件だけが取り上げられているけれど、それ以外にも視聴数アップのためか、築地、渋谷等でやりたい放題やって来た様子。別にこの人だけでは無いけれど、視聴者数を稼ぐため=YouTube収入を増やすために、より過激でより刺激的な映像を撮影して提供しようとするのは洋の東西にかかわらず存在するのだけれど、YouTuberとして年間14億円もの収入を稼いでいるのであれば、やはりそれに相応しい内容というかクオリティのものを提供することは、半ば義務として理解して欲しいなぁ。
何でもかんでも有りとなれば、どんどんエスカレートしていき、最後はどうなるか分からない。それも、自分の国でやるならまだしも、日本人なら言葉も分からないし何かあってもお咎め無いだろうという魂胆も見えていて、そこが一番不愉快だったりするわけですよね。YouTube側も、著作権とか厳しいわけですから、こう言う社会的マナーとかモラルに関してのルールも設定して欲しい。勿論、そこを余りに厳密にしてしまうと、表現の自由とか面白みみたいな所との鬩ぎ合いになるわけだけれど、だからといって罰せられないことを良いことに増長していることも事実。例えば一定期間アカウントを凍結するとか、場合によっては広告収入を一定期間減俸するとか(減らした分は、社会貢献などに寄付して)、そういう姿勢も大切なのでは。
仮に、彼がアメリカで同じ事をやれば、最悪命に関わるくらいの反撃を受ける可能性もあるわけで、日本でも決してそんな甘い事は無いよと言う事を、ちゃんと知らしめないといけないのでは。多分、マネをしてくる人間が幾らでも出てきそうな気がする。今後もインバウンドが増えていけば、当然好ましからぬ訪問者も増えるわけで、今のうちに歓迎するけれど厳密なルールには従ってもらうという事を、態度で示す必要がある気がする。
0 件のコメント:
コメントを投稿