2017年12月14日

第四の携帯会社

最初に記事を読んだときに「へぇ~」としか思えなかった、楽天が第四の携帯会社を設立するかもと言う記事。うーん、6000億円程度で全国を網羅する基地局設置って出来るんだろうか。Softbankがやったように、中国メーカーの安い基地局を導入するという手段はあるけれど、仮に機材が調達出来たとしても、設置するスペースはあるんだろうか。

Softbankが同社のYahoo!との経済圏を作って、さらに低価格で一気に攻め込んできたけれど、それと同じような「楽天経済圏」を作ってユーザー数を拡充するんでしょうね。楽天ユーザー同士の通話は無料だし、楽天ECサイトへのアクセスは無料くらいは当然やるんだろうなぁ。ユーザーとして選択肢が増えるのは良いけれど、何か逆に混乱するのも困るんですよね。

一つのマーケットに、どれくらいの競争原理を入れればどの程度消費者に対しての利益が最大化するのかという事を見るのは難しいけれど、携帯四社というのは多い気がするなぁ。詳細は分からないけれど、なかなか厳しい気がしますね。勝機は、楽天ポイント経済圏をどれだけ上手く利用して、携帯だけで無くて「楽天ユーザー」としての囲い込みがどれだけ出来るかでしょうね。交通機関とか、他のポイント制度と楽天ポイントが1:1とかで透過的に利用可能になるとか、かなり大がかりなことが出来ないと、なかなか厳しい気がする。逆に言えば、通信を抑えるよりは、もっと別のインフラを考えた方が良いような気もするんですけどね。携帯自体が飽和状態になってきているわけだし。あるいは、IoT等を考えて、人間に売るのでは無く、会社とか家族とか、組込型のデバイスとして考えるとか。そうなると、基地局設置にしても艦船沿いだけで済むなどのメリットも生まれるだろうし。

さて、どうなることやら...

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