2017年11月7日

BroadcomのQualcomm買収提案

BroadcomがQualcommを1300億ドルで買収提案という記事。一蹴に伏すのかと思ったら、Qualcomm側は乗り気なのか「検討する」様子。私の勝手な個人的な認識で言えば、Broadcomはどちらかというと廉価版の通信関係製品のメーカーで規模は確かに大きいかもしれないけれど、Qualcommはハイエンドを中心に通信業界の技術的なリーダーという印象。だから、どちらかというと立場が逆な気がするんだけど、だからといってQualcommがBroadcomを買収する風景も想像出来ないし...

仮にこの買収が成立すると、ブランド名は残るだろうけどBroadcomがSoCの市場をほぼ毒性する事になるのかな。そして、Intel、Samsungに次ぐ、世界第三位の半導体メーカーになるというけれど、ちょっと「あのBroadcomがなぁ...」という印象が(笑)。しかし、世界のメーカーはどんどん巨大化、寡占化していくなぁ。その中で、また新しい技術、知識、スキームを持つ新興企業がどうやって誕生していくか、生み出していくか、ますます厳しい競争の世界が生まれそうだけれど、巨大化した組織は往々にして足下が見えづらくなることも歴史が示しているわけで、これに刺激されて、Qualcommからスピンアウトした新しい会社とか生まれたら面白い。その時にどんな製品が生まれるのか...

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