希望の党が旗揚げされて、党の公約が発表されたけれど、
基本三本柱(消費税増税凍結、原発ゼロ、憲法改正)は、まだ良いとしても、次の「12のゼロ」というのが、何か取って付けた様というか、折角良いことも言っているのに台無しなゼロもあったりとか、何だかなぁという印象。
- 原発ゼロ(2030年まで)
- 隠蔽ゼロ
- 企業団体献金ゼロ
- 待機児童ゼロ
- 受動喫煙ゼロ
- 満員電車ゼロ
- ペット殺処分ゼロ
- フードロスゼロ
- ブラック企業ゼロ
- 花粉症ゼロ
- 移動困難者ゼロ
- 電柱ゼロ
最初の#1から#5位迄は、まぁ国政政党の公約としては、まぁ納得出来ます。でも、#6の満員電車ゼロって、都知事選で「二階建て電車」と言っていた話にも通じるんだけど、どうやるのか全く不明。#7のペット殺処分も大きな問題だと思うけれど、でもそれって国政で云々する話だろうか。#8のフードロスゼロにしても同様で、勿論アイデアとして全国手に食糧自給を最適化するみたいなことをすれば改善は期待出来るけれど、社会主義じゃ無いんだから。#9は、まぁ働き方とかthat方向性を見れば国政の課題だとも言えるけれど、それを言うなら先ずは都政としてのブラック化を先ずは改善するべきだと思うし。で、#10な訳です。この人、何をどうするつもりなんだろうか。「花粉症」と言っているけれど、要するに複雑な社会環境の中でのアレルギー反応なわけです。単にスギ花粉を退治したらお終いというテーマでも無いし、まぁ健康被害対策と言う意味でなら国単位で考える意味もあるかもしれないけれど、でもそれならもっと別の言い方をするべきだろうし。正直、この一言で全てお笑いネタにしている気がする。#11だって、地域ごとにその課題は複雑なわけで、単に共同タクシーみたいなものを増やせば良いという話しじゃ無い。それよりも人口減少も睨んで、出来るだけ生活圏を集約していくことを、特に地方都市なんかは考えるべきだと思うけれど、多分そう言う事なんてこれっぽっちも考えていないんだろうなぁ。で、最後の#12は、これ、もともとは東京都の話だったものでしょ。全国津々浦々そんなことをやるための財源にしても、労力にしても、無駄なことが多いのでは。
何か結局は都民ファーストの会とか都知事選での公約などをミックスして多少味付けしたような感じ。「ゼロ」というのは、凄く耳障りが良いけれど、その為にどれだけの労力を払う必要があるのか、それを言わないのはフェアじゃ無い。また、「リセット」という言葉が好きだから、初期化する白紙からやるみたいな意味で「ゼロ」とか「リセット」を多様するんだろうけど、リセットって結局は最初に戻るだけで、また同じ道筋を通れば同じ問題が再発するもの。詰まりリセットだけでは単なる時間稼ぎにしかならない。問題点は何で、その為の対策をどうするのかと言う事が、犠牲者として示すべきテーマのはずで、こうあるべきという事なら誰でも好きなことを言えるわけですからね。
まあ、政党の公約なんて、どこの政党も美味しいことしか言わなくて、その中の話半分所か、千三つくらいに思っていた方が正しいと思うけれど、今回の公約に関しては其れ以前の問題のような気がする。
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