5サテのANA Suite Loungeからエスカレーターで降りてくると、その横に4サテに繋がる地下通路や今回利用する沖止めスポットへ移動する59番のバスゲートへ降りる下りのエスカレーターがあり、これでさらに下へと降りていきます。
沖止めスポットへの搭乗(バス移動)というのは、国内線では何度も有り、成田空港の場合は、成田離発着の国内線(1タミ側)は全部沖止め。ですから、バス搭乗自体は初めてでは無かったけれど、国際線の出発便では、成田というか日本発のフライトでは初めての経験。それ以外でも、一度バンコクのスワンナプーム空港で、BKK-SINの国際線乗り継ぎを経験した時にはバス搭乗で、多分これがこれまで唯一の国際線利用時の経験です。NRT-SINって、東南アジア路線では結構幹線だと思うし、そんなに利用者が少ないわけでも無いと思うけれど、それでもゲートが利用出来ない位混雑しているという事なんだろうか。前後のスケジュールを見ていると、このNH803便は28番ゲートか59番ゲートに指定されているので、多分沖止めが前提なんでしょうけど。この日は曇り空で幸いにも雨は降っていなかったので良かったけれど、これが悪天候の時等は恨みたくなるかも。
実は出発前日にオンラインチェックインのメールが飛んできて、チェックインの操作をする時にちょっとシートマップを開いてみました。予約した時には両窓際の席は埋まっていて、中央のエリアしか空席がなく、だから最初はBコンパートメントの前の方で真ん中の席を指定していました。ところが、この時に右一番前の1Aが空席になっていたので、速攻で指定。エビデンスを残すために、直ぐに搭乗券を印刷しました(笑)。
この機材はB787-8の2クラス制なので、1Aと行ってもビジネスクラス。ただ、上得意顧客のためにブロックしているんでしょうね。それが直前で解放されたんじゃないかと。ただ、システムの都合なんでしょうけど、予約のアカウントを開いても表示される座席番号は最初の予約時のままで、本当に変更されているのか分からない。まぁ、再度シートマップに入ったりすれば、ちゃんと1Aが表示されるので、大元のシステム上は変更されていると思うのですが、今ひとつ疑問が晴れませんでしたが、搭乗してやっとスッキリしました(笑)。ただ座ってから感じましたが、この1Aは「狭い」。B787に導入されているスタッガードシートは、B777に入れているものよりも少し狭いと思うんですが、それが直ぐ横に機体の壁があったりするので、さらに圧迫感を感じます。もともとANAのスタッガードシートはUAのシートに比べて個室感があったけれど、この席の場合は右手は後ろの席のせり出し部分でガードされていて、さらに左手にも機体の壁があるので尚更狭く感じるんでしょうね。ちょっと、次回はどうしようか悩みます。3Aとかだと、全面モニターの左側も隙間があるはずなので、もう少し開放感があるのかもしれないですね。
沖止めですから、搭乗するには必ずバスで移動しないといけないので、ある意味搭乗時間は計算できるというか、この時は4回バスが到着して搭乗完了。ドアクローズは定刻少し前でした。暫くしてプッシュバックが始まると、この日の離陸はA滑走路の34Lからなので、タクシング距離も短い。搭乗機の前に離陸待ちの機が何機か有りましたが、それでも10分程で成田を離陸して、シンガポールへ向かいます。
直ぐに窓を暗くして暫くするとミール開始。中距離なので量的にも内容的にもそれ程期待していませんでしたが、それ以下だったのが残念。この日は、和食のメニューに得意で無いものが多かったので洋食でステーキをオーダー。最初のアミューズはチーズとオリーブが苦手なのでそのまま残し、あとパプリカのスティックもパサパサして美味しくなくて一口囓ってお終い。唯一鶏肉のテリーヌみたいなものだけ頂きました。前菜は、色々盛り合わせた物が出てきましたが、どれも口に合わずに一口味見して終わり。このままではお腹が持たないので、パンのお代わりなど頂いて凌ぎます。メインのステーキは、かなり厚みがあるものでしたが、切って一口口に入れると肉が冷めている感じ。付け合わせのソースも、やはり作ってそのまま20分位置きっぱなしで出してきたような、「暖かくない」温度。そんな感じなので、折角ステーキ用に赤ワインをお願いしたんですが、ステーキも二口くらいでGive-up。追加で貰ったバゲットを肴に赤ワインを流し込んで終了です。何だろう、歳のせいか、最近食事が美味しくない傾向がどんどん強まる気がする。でも、今回のステーキは明らかに温度管理が変だったと思うんだけど...
その後は、映画を2本見たところで空港に到着。予定よりも10分位の早着でした。ただ、入国審査場に行くと、中国からの到着客が列を作っていて、これがなかなか進まない。その為か係員も不機嫌そうで、何度かシンガポール入国していますが、こんなに不機嫌そうに対応されたのは初めてでビックリしました。それでも、何とか入国出来たので、T3の先に接続している定宿のCrowne Plaza Hotelにチェックイン。余り食べずにワインを流し込んだのが悪かったのか、一寸体調の悪い感じだったので、この日はとっとと休んで翌日に備えることにしました。(続く...)
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