2017年7月10日

バニラエアの金塊騒動

台湾初関空行きのバニラエア機のトイレに、何十キロもの金塊が隠されていたというニュース。その中身が金塊で無くても、何十キロもの金属を国際線搭乗のために保安検査場を抜けて機内に持ち込むだけでもかなり難しいと思うし、さらにそれを二箇所のトイレに隠すというのも、搭乗から離陸までの間の時間で可能かどうか凄く疑問。バニラエアのCAが自ら持ち込んでそこに隠すとか、それこそ台北の機内整備業者が清掃の時に置く位しか一寸考えられない。さらに疑問なのは、関空に到着後どうやって日本国内にその近海を持ち込むのか、ということ。その金塊が入っていた布袋がどの程度のものか分からないけれど、かなり目立つんじゃ無いだろうか。普通なら、日本入国時の通関検査で引っかかる気がする。ここでもやはり、乗客が持ち出して国内に持ち込むのは難しいんじゃ無いだろうか。可能性はあるのは、搭乗した協力者が機内持ち込み可能な程度のキャリーバッグに詰め替えて持ち込むことくらいだろうけど、多分LCCじゃトイレも機内も狭いだろうから、何十キロもの金塊をバッグに入れるだけでも一苦労だと思うんだけど。そうなると、国内に持ち込む場合も関空の業者の協力が無いと難しそうだけれど、仮に清掃員が機内から持ち出したとしても、それを自分の懐に隠して外に出るわけにも行かないだろうし、どう考えても持ち出し方法がよく分からない。

大体LCCだと機内持ち込み手荷物は厳格に重さを検査されて、それで追加料金が発生したりするわけで、レガシーキャリアで持ち込む方が遥かに簡単だと思うのだけれど、わざわざ難しいLCCを使う理由は何だろうか。あくまで個人的な推測だけれど、やはり乗客よりは空港関係者とかCAとか、関係者の方が可能性は高い気はしますよね。で、それ以上に分からないのが日本国内への持ち込み方法。

私も昔は大きなスーツケースで海外出張とかしましたが、それでも一番重い時でも20kgはいきませんでした。最大でも15kg位かなぁ。当時のスーツケースでも、そこに車が着いていたから移動時には転がしていくことも可能だったけれど、会談の上り下りとか路面が悪時に持ち上げて運びますが、その時には相当しんどい思いをしました。あれを考えると、仮に今回の金塊が10kg程度であったとしても、かなり大変だったと思うんですよね。何か、ミステリー小説を読むような感じにもとらわれる事件ですが、これからどうなるんだろうか。結構深い闇が暴かれたりして。

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