2017年7月28日

蓮舫代表辞任

民進党代表の蓮舫氏が辞任表明。数日前に、安倍総理に対してあれだけ厳しい口調で迫りながら、急転直下とも言えるこの辞任劇は、何故か安倍総理の一次内閣辞任の時の光景が浮かんでくる。いゃ、蓮舫氏が、また何処かの政党の党首になって、復活するかどうかは分からないけれど、何か花火じゃ無いけれど消える前にひときわ光り輝くと言うのがなんとなく当てはまるような気がする。

ただ、これで自身の国籍偽証の件が有耶無耶になるとしたら、それって大きな問題の気がする。彼女の二重国籍問題が、出身差別とか別の意図にすり替えられてままそれが残ることも問題だし、そもそも彼女に対して疑問が生まれたのは、自身で二重国政等と発言しながら、その後それらを否定しているのにその確証がなかったこと。結局最後に戸籍抄本や昔のパスポートを出したけれど、それらでは説明されない状況がまだ残っているのに、このまま幕引きするつもりだろうか。朝日新聞であれば「証拠なき否定」と言うべき話だと思うけれど、まぁこのままフェードアウトするんだろうな。ニュースとしては、もう旬が過ぎてしまったわけだから。いずれにしても、一昨日くらいには衆院に鞍替えしてやり直すみたいなことを言っていたのが、一転して「立ち止まって考える」とか言うのは、もう無責任を通り越している気がする。まぁ、それだけ今回の決定も本人としても急転直下の判断だったんだろうけど。邪推ですけど、連合が一度は内諾した高度プロフェッショナル制度を突然また否定したけれど、若しかしたらこれって民進党が代表を交代させるから、元の鞘に戻って欲しいと取引があったのかも(笑)。

約1年前に民進党の代表選挙があって彼女が立候補した時に、タイミング悪いなぁと思ったんですか、その予想が的中した?!と言うか、あの時点で何か良くなる要素なんて全くなかったわけで、かといって代表が決まらなければどうしようも無かったのも事実。それがチャンスと個人的には思ったのかもしれないけれど、「提案型の政党」と言いながら実際は「対決姿勢」にも届かない「批判だけの政党」になっていっては、党勢は戻らないでしょうね。次の解散総選挙がいつになるか分からないけれど、衆議院議員の任期が2018年11月迄ですから、どんなに遅くとも1年後くらいには選挙はあるはず。噂では、この年末にと言う話も合ったけれど、良くも悪くもこの加計学園問題で支持率が下がってしまったから、与党としては先ずは支持率を上げてそれなりに体制を整えないといけない。最も野党にしても、共産党以外はどこも大変な状態だろうから、それならそれで今解散するという手も有るかもしれないけれど。それでも、これから補正予算を通して景気を向上させ、その実感を国民が感じてから選挙をしないと与党としても選挙をする意味が無い。また、加計学園問題は確かにダメージになったけれど、やっと世間の評価も「火の無いところに煙を立てた」ことが理解されつつあるから、今度は逆に野党側が責任を問われる状況になるんじゃ無いだろうか。そうなると、やはり秋の国会を開催して、来年度予算を通したところで、解散総選挙と言うのが一番ありそうな気がする。次の参議院議員選挙が2019年7月ですから、それを考えてインターバルも考えると、やはり来年早い時期なのかなぁ。

それまでにどこまで民進党が党勢を回復出来るかだけれど、なんか代表や執行部の人が変わっても、何処かで見たことのあるような人ばかりで新鮮味も無いし、内部分節し始めている組織として、それを元に戻すのは凄いエネルギーが必要になるけれど、そんなことをやっている時間は無いだろうし。それで、今度は党名を変えるんだろうか。民主党から民進党に変わっても、民主党時代の悪い記憶は消えなかったけれど、三回目ともなれば忘れてくれる人も増えるのでは。でも、名前は変わっても中の人が変わらないけれど、結局はまた同じ事をやって失敗しそうな気がする。

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