認証を持つ人から運転免許証を返納させることの是非についての記事。私も田舎に住んでいるので、自家用車というのが生活に書かせない「足」で有る事は身に染みてよく分かっています。それでも、まだ私の内の周辺はそこそこ開発もされているので徒歩でモールにも行けるし恵まれている方だと思うものの、もっと不便な場所に住んでいる人も多いわけで、そう言うことを考えると文字通り「生命線」で有る車が奪われることは死活問題でも有るという事もよく分かります。
実は私の父親も数年前から認知症の症状が出始めていて、一時はちょっと危ない状態になったことも。そうなる以前に「あれ、おかしいな」と感じ始めて、近くの通っているホームドクターにもお願いして認知症の検査もして貰い、初期の認知症の気があると言われました。私の両親は父親も母親も、20歳位から免許を取って運転しているので、もう半世紀以上ハンドルを握っているベテラン。ただ、流石に数年前から父親の運転の様子が以前の様子では無くなり、自分自身も余り運転をしなくなったこともあり、そろそろ免許を返納させようかと考えていた頃でした。で、切っ掛けとなった派数年前、父親が「バッテリーが切れたから私の車のバッテリーを繋いでくれと言われて外に出たんですが、いざエンジンをかけようとしたら車のキーが無い。父親の車のドアも開いているから使っているはずが、本人が何処に置いたか分からないらしい。明らかに認知症の状況で、これは運転を続けさせたら拙いという事で、直ぐに説得して車を配車にすることにして、数ヶ月後には引き取って貰いました。問題なのはこの後で、私も運転するし母親もまだ運転出来るので日々の生活には困らないのですが、肝心な「足」が無くなったので父親が外に出なくなり、結果その後認知症が進んだような症状になったり、うつ病みたいな状態になったり、かなり苦労しました。今ではデイケアとかショートステーに、いろいろと運動などもさせて何とか以前に近い状態にはなりましたが、丁度今年で父親の免許証が更新となるので、そのタイミングで返納させて、運転面期初証明書に切り替える予定でいます。
例えば、これが一人暮らしだったり、夫婦でも二人とも運転出来なくなると、非常に困る。自分ならば、例えば必要なものはオンラインショップで購入するという方法もあるけれど、全ての人がそんなことを使いこなせるわけでは無いでしょうし大変でしょう。ただ、やはり運転免許証と言うくらいだから、その免許取得基準に届かない状態になるのであれば免許は受け取れないわけですから、その線引きに認知症の検査が入る事は必要だと思います。その上で、地域のタクシーやシャトルバスみたいな移動手段や、他臭いサービスなどの充実とか、可能なバックアップはしていくべきだけれど。
言い方は悪いんですが、認知症が原因で自動車事故を起こしたとき、そのまま自損事故で自分が怪我するだけなら、それは自己責任だからまだ良いのだけれど、対人事故で相手に怪我をさせる、最悪相手の命を奪うようなケースになった場合、もう言い訳できませんしね。かなり厳しい言い方だけれど、高齢者の方の自由を守るために、事故が発生してそれによって子供とかこれからの人生を奪ってしまった場合、その責任はどうなるのかと考えると、やはり不便は仕方ないけれど、将来に備えて最善の策をとるべきじゃ無いだろうか。自分が同じような状況になるときには、多分自動運転技術が確立していて近所への買い物程度なら自動運転車での移動も可能になっていることを期待しているんですが、それが間に合わなかったらさてどうしようか...
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