で、その中で、
そもそも同議員は塚本幼稚園の敷地近くにも接近していません。と書かれています。ところが、国会の予算委員会を無断欠席(後で手続き上のミスと説明したが...)してまで、大阪府豊中市の森本学園の現地視察に2月22日に言っているんですよね。それは民進党のニュースにも掲載されている。ここで使われている写真が幼稚園訪問と言ってTLに流れていたりするけれど、これは小学校の方なのでこの写真自体に意味は無いと思うけれど、そのニュース記事の中段に、
森友学園が運営する塚本幼稚園に子どもを通わせていた保護者らからも話を聞き、その後同幼稚園を訪問し理事長との面談を申し入れたが、不在のため会うことはできなかった。と書かれています。塚本幼稚園の保護者に会っていて、その後「同幼稚園を訪問し」と書いてあるから塚本幼稚園を訪問した事は確か。さらに理事長との面談を申し入れたと書かれているからには、一番密接だと幼稚園の園舎入口まで、一番離れていても幼稚園の敷地近くで関係者と話しをしているはずで、「塚本幼稚園の敷地近くにも接近していません」と言える根拠は無いように感じます。まぁ、このニュースの中には具体的に辻元議員もその幼稚園訪問団の中にいたとは書かれていないけれど、冒頭調査団メンバーの中には書かれていて、その後例えば無いかの予定で辻元議員が先に帰京したとかいう説明が無い以上、その調査団全員がそのまま幼稚園まで訪問して東京に戻ったと考えるのが普通。「敷地にも入っていません」というのであれば、まぁ辻褄が合うけれど、「敷地近くにも接近していません」というと、よほどのことが無い限りそこまで言うのは疑問が沸いてきます。
後半の、関係のある団体からの下請け作業者を送り込んだ件も、物的証拠は無い以上、これは「噂」レベルなのは確か。ただその後で、「ネットでの根も葉もない噂」とか「拡散しないように強く求める」というのは逆に疑問が浮かびます。だって、ネットでの根も葉もない噂なら、これまでだって幾つも出てきたわけで、それに対してこういった過激な反応をした事って有っただろうか。さらに、メディアに対して「強く求める」というのは、彼らが日頃言うところの言論弾圧じゃないのだろうか。「事実誤認である。」と自身の立場を明記すれば済むだけのこと。
で、この党役員室からのリリースを見ていて感じたんですが、これって本当に党役員室がリリースしたものなんだろうか。というか、この文章を作成したのは誰? という疑問が。文章を読んでいると、何か稚拙さを感じるところが何カ所か有り、不自然さを感じるんですよね。敷地近くに接近していないといいなが、その事は周囲にいたメディアが確認していると立証しているけれど、それって何時の話なのかという事が抜けている。例えば正式な表明文書なら、2月22日に訪問したときにどう言う行動をしたと具体的に説明すればいいのに。また、事実無根と言いながら、それはネットでの根も葉もない噂と言及しているのは、多分辻元氏と下請け業者が関連していると言われている大阪の団体との関係を言うネットでの記事を指しているのかなと思うけれど、事実無根というのであればわざわざ断る必要性が何処まであるのか不思議。さらに最後に、これ以上この絢煥して報道するなとも取れるようなダメ押しをしているわけで、かなり勘ぐると辻元氏自身がこの文章を用意して役員室名で出したような雰囲気すら感じられます。
で、彼らが今回の婦人間のメールを「デマ」というのであれば、今問題になっている忖度に関してもこのメールを理由に昭恵氏側を責める根拠はかなり薄くなるわけで、それは民進党は理解しているのだろうか。正直なところ、痛いところを突かれて、慌てて火消しに走り回っているようにしか感じられない。それって、元々の森友学園の土地売却問題とは別の大きな疑念があるようにしか思えないのだけれど、それはスリラー小説の読み過ぎだろうか。
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